株式会社ニコンは、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の大口径超望遠単焦点レンズ『NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S』を2月18日より発売する。価格は、2,013,000円(税込)。
『NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S』は、静止画・動画を問わず、高解像と美しいボケ味による臨場感あふれる描写力と高速・高精度AFを備えた、テレコンバーター内蔵大口径超望遠レンズ。
高い解像力と立体感のある大きく美しい自然なボケを両立し、臨場感あふれる描写を実現。NIKKORレンズ史上最高の反射防止効果を持つ新コーティング「メソアモルファスコート」を採用しており、「アルネオコート」との相乗効果で、逆光時にも抜けの良いクリアーな画像が得られる。
また、AF駆動用モーターにはニコンで独自開発したVCMと「ガイド機構」を組み合わせた「シルキースウィフトVCM(SSVCM)」を採用し、高速で高精度、かつ従来よりもさらに静粛なAF制御を実現。さらに、焦点距離を1.4倍に拡大するテレコンバーターの内蔵や、航空機内への持ち込みを考慮したサイズ感・軽量ボディーによって、幅広いシーンで高い機動力を発揮する。
▲『ニコン Z 9』に装着時
主な特長
・NIKKORレンズ史上最高の反射防止効果を持つ新コーティング「メソアモルファスコート」を採用
・AF駆動用モーターには、新開発の「シルキースウィフトVCM(ボイスコイルモーター)」を搭載し、高速で高精度、かつ静粛なAF制御を同時に実現
・EDレンズ2枚、スーパーEDレンズ1枚、蛍石レンズ2枚、SRレンズ1枚を使用し、色収差などを効果的に補正しながら、軽量化も実現
・焦点距離を1.4倍に拡大するテレコンバーターを内蔵することで、1本で400mm、560mmの2つの焦点距離に対応。内蔵テレコンバーター切り替えスイッチの使用で、撮影姿勢を保ったまま焦点距離の切り替えが可能
▲内蔵テレコンバーター切り換えスイッチ:テレコンバーター使用 ⇔ 非使用の切り換えが容易に可能。
・蛍石レンズ、マグネシウム合金を採用し、軽量化を実現
・『ニコン Z 9』(2021年12月発売)との組み合わせでシンクロVRが適用可能。5.5段の手ブレ補正効果によりテレコンバーター使用時、非使用時ともに高い手ブレ補正効果を発揮
・レンズ前面にフッ素コートを採用するとともに、レンズ鏡筒の可動部分をはじめとする随所にほこりや水滴の侵入を防ぐシーリングを施し、さらにレンズマウントにゴムリングを採用することで、高い防塵・防滴・防汚性能を確保
・レンズにピント位置を登録した状態でFnリングを回すと、登録したピント位置に瞬時に合わせることが可能な「メモリーリコール」機能をNIKKOR Z レンズで初めて搭載
・静音性に優れ、フォーカスブリージング時の画角変化の低減や、露出の安定化など、動画撮影に配慮した設計動画撮影を快適にし、滑らかな操作感を実現するコントロールリングを搭載
・『Z TELECONVERTER TC-1.4x』、『Z TELECONVERTER TC-2.0x』(いずれも、2020年8月発売)が使用可能
主な仕様
マウント | ニコン Z マウント |
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焦点距離 | 内蔵テレコンバーター非使用時 400mm 内蔵テレコンバーター使用時 560mm |
最大口径比 | 内蔵テレコンバーター非使用時 1:2.8 内蔵テレコンバーター使用時 1:4 |
レンズ構成 | 19群25枚(うち内蔵テレコンバーター4群7枚、EDレンズ2枚、 スーパーEDレンズ1枚、蛍石レンズ2枚、SRレンズ1枚、 メソアモルファスコートあり、アルネオコートあり、 最前面のレンズ面にフッ素コートあり) |
画角 | 内蔵テレコンバーター非使用時: 6°10′(撮像範囲 FX) 内蔵テレコンバーター使用時: 4°30′(撮像範囲 FX) 内蔵テレコンバーター非使用時: 4°(撮像範囲 DX) 内蔵テレコンバーター使用時: 2°50′(撮像範囲 DX) |
寸法 | 約156mm(最大径)×380mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約2950g |
◉製品情報
https://www.nikon-image.com/products/nikkor/zmount/nikkor_z_400mm_f28_tc_vr_s/
株式会社ニコン
https://www.nikon.co.jp/