コンテンツスタジオCHOCOLATE Inc.は、株式会社POPPY提供のもと、同社とともに製作したVlog映画『グッバイ、コスモス』(企画・出演:あさぎーにょ、監督・脚本:⽵林亮)を本⽇3⽉31⽇にYouTube上にて公開した。また、同作品の公開に先がけて3月29日に実施した、関係者向け先行試写会のレポートを公開した。

『グッバイ、コスモス』は、あさぎーにょと友⼈・@⼩⾖⽒の周辺で巻き起こる、ポップでキュートでちょっと切ない、不思議な数⽇間を描いた作品。

2019年末に公開で、現在までにSNS上で5,400万回以上再⽣されている短編映画『ハロー!ブランニューワールド』(動画名:もう限界。無理。逃げ出したい。)のスタッフが再集結して製作。

これまでの作品同様、⽇常を動画で記録するVlogから徐々に物語(フィクション)へと変化していく構成が特徴となっており、このような短編映画のジャンルを、本作より新たにVlog映画と定義することにしたとしている。

 

Vlog映画「グッバイ、コスモス」

Vlog映画「グッバイ、コスモス」公開場所
あさぎーにょYouTubeチャンネル内( https://www.youtube.com/channel/UCqD72KlQed6DB-cPEaEYdEg

あらすじ
YouTuberのあさぎーにょと@⼩⾖の2⼈は、年を重ねるにつれて周囲の⽬が気になり、好きなものを好きと⾔えなくなるという共通の悩みを抱えていた。2⼈はYouTubeのコラボ動画を撮影しながら、「⾃分は世の中から浮いてる?」「⼤⼈になりたくない」「⼦どもに戻りたい」と悩みを語り合う。モヤモヤした気持ちを抱えたまま眠ったあさぎーにょは、翌朝、体の異変に気がつく。なんと、鏡に映っていたのは⼦どもの姿になってしまった⾃分だった!そこに、同じく⼦どもの姿になってしまった@⼩⾖が訪ねてくる。2⼈は⼾惑いながらも⼦どもの姿を楽しむことにするが、やがて2⼈は⼤⼈の記憶を失い始めるのだった…

作品概要
作品名:「グッバイ、コスモス」
公開⽇時:2022年3⽉31⽇(⽊)20時
公開場所:あさぎーにょYouTubeチャンネル内
提供:POPPY
出演:あさぎーにょ、@⼩⾖、⼤坂桃⾹、柚穂
企画:あさぎーにょ
監督・脚本:⽵林亮
脚本協⼒:夏⽣さえり
主題歌:あさぎーにょ「グッバイコスモス」
製作:POPPY
CHOCOLATE Inc.
制作プロダクション:CHOCOLATE Inc. / 東北新社

■プロフィール

あさぎーにょ 
ワクワクを抱きしめようをテーマにポップで温かい“ポピー“な世界観を幅広い分野で表現するYouTuber/アーティスト/アートディレクター。SNSの総フォロワーは300万⼈を超え、⾳楽、ファッションと幅広い分野で活躍中。2021年には⾃⾝がディレクターを務めるアパレルブランド「POPPY」の実店舗を原宿につくる。その他にもアートディレクターとして唯⼀無⼆の世界観を詰め込んだ作品を⽣み出し続けるなど、多彩な表現⼒で世界中にワクワクとポップを届けている。

 


⽵林亮
映像作家。コマーシャル、YouTubeオリジナルコンテンツの制作会社を経て、2016年よりフリーランス。時代を問わない普遍的なストーリーをもつ、あたたかな映像作品を得意とし、現在はコマーシャル、YouTubeコンテンツ、リモート演劇、映画等、表現は多岐にわたる。2021年3⽉には、監督を務めた⻘春リアリティ映画「14歳の栞」が公開。1館からのスタートだったが、SNSで話題となり45都市まで拡⼤した。

 

Vlog映画「グッバイ、コスモス」先行試写会レポート

今回、POPPY提供のもとVlog映画「グッバイ、コスモス」を製作することになったきっかけについて、あさぎーにょは「竹林さんとは、もうずっと長いことご一緒させていただいていて。最初は幕張メッセで開催されたYTFFYouTube FanFest Japan 2019)の舞台の演出で入ってもらったところからスタートして、楽曲『デタラメ』や『ふわり春』のMVを作ってもらったり、『迷宮クローゼット』という別の物語をつくったり。竹林さんのつくる、あたたかみのある作品が好きなんです。今回新たなVlog映画を作ろうと考えたときに、あのメンバーでしか作れないものだ!と思って、竹林さん含めこれまで短編映画を一緒に作ってきたチームにお声がけさせてもらったのがきっかけです」と回答。

今回より定義しているVlog映画というジャンルについて、竹林は「最初は熱海をタイムループする短編映画『ハロー!ブランニューワールド』の製作時に、映画のストーリー構成になっているVlogがあったら面白いんじゃないかという話が出て、一緒に構成を考え始めました。これまでの作品にも共通するのですが、日常的なVlogから映像が始まって、だんだんフィクションの世界に移行するものを、Vlog映画と最近あらためて定義づけました」と説明。

あさぎーにょは「Vlogというリアルな日常からファンタジーに移行するときの加減や、どこまでファンタジーにするかなど、そこがすごく肝になりますね」と、Vlog映画をつくるうえで重要なことについて語り、「主人公はわたしなのですが、物語の1人の役として考えるのではなく、わたしが日頃リアルに感じている悩みをテーマにしました。そうでないと、わたしの普段のYouTubeのスタンスと違ってくることになります。それと同時に企画を考えていたときに、子どもに戻りたいとか、森に迷い込んだクマを助けたいとか空を飛びたいとか、Vlogの中で起きたらワクワクしそうな企画を無邪気に考えて竹林さんに提案しました。その中からみんなで話し合って、今回のテーマとマッチする子どもに戻りたいをベースとした企画に決定しました」と、物語のつくり方について言及した。

それに対し、「メッセージをつくる際にあさぎーにょさんが最近悩んでいることを全部聞いて、じゃあ今回はこの悩みにフォーカスしましょう、という進行の仕方をしているので、すごく変わったやり方ですよね(笑)」と竹林が述べると、「だからこそ、このメンバーじゃないとできないって思います(笑) 」と、あさぎーにょが今回のメンバーで作品をつくりたいと思った理由についてあらためて振り返りました。

今回の作品の製作時にこだわった点について竹林は、これまでの作品よりも早い段階で物語(フィクション)のシーンに切り替えていった点に触れ、「知らない間にVlogから映画のような世界観に入っていたらおもしろいと思うので、そのグラデーションをスタッフみんなで理解しながら進めました。Vlog特有の自撮りから他撮り(※カメラマンによる撮影)に変わるタイミングがあるのですが、その際もいきなり普通の他撮りにせず、“Vlog風他撮りを挟んで、気づかぬうちにゆっくりと移行しているようなつくり方を心がけました」と説明。あさぎーにょは「映像の色味なども含め、徐々にシネマチックにしていくアイデアも素晴らしいなって思いましたし、あとは子どもに戻るということ自体がかなりファンタジーなので、早い段階で客観のカメラを入れて、自撮りではなく他撮りを入れていこうとなりましたよね」


あさぎーにょと@小豆氏が子どもになった際の美術や衣装にもこだわったと言い、「ここはあさぎーにょや@小豆ちゃんらしさがすごく重要になってくるので、ヘアメイクさんに(大人と同じデザインの)ネイルチップを作ってもらったり、スタイリストさんにカバンをつくってもらったりしました。また、美術についても、わたしは普段お花のマークが好きなので、秘密基地に花のマークを入れたりすることで、子どもになっていても大人のあさぎーにょ、@小豆ちゃんををしっかり連想させられるようにたくさんの方にこだわってつくっていただきました」と述べた。

会場の話題は作品タイトル「グッバイ、コスモス」の由来についてに移り、あさぎーにょは「エンディングで流れている楽曲のタイトルにもなっているのですが、最初はこの『グッバイコスモス』という楽曲名が先にできたんです。コスモスって、花壇の中でたくさん並んで咲いている花だと思うのですが、その中でも、白いコスモスの花言葉には優美調和という素敵な意味があって。でも、わたしの中には周りと調和を保たないと!とか、凛として優美にみんなに合わせようとしすぎてしまって 、悩むことが結構あるんですよね。そういった部分とはさよならして、もっと自由に、もっと無邪気に子どもの頃のようにできたらいいなという想いから、楽曲のタイトルが生まれました。そこから今回のVlog映画のタイトルにも繋がっています」と、経緯を語った。

 

CHOCOLATE Inc. https://chocolate-inc.com/