※この記事はShufleより転載しています。
https://shuffle.genkosha.com/products/newproduct/10639.html
次世代映像コンテンツの企画、撮影、制作を行う会社「ニコンクリエイツ」は5月25日、ボリュメトリック・ショーリールの動画を自社Webサイトで公開した。
ショーリールより
同社は、米国マイクロソフト コーポレーションが展開するボリュメトリック映像制作スタジオ「Microsoft Mixed Reality Capture Studios」の国内初のパートナー企業であり、今回のショーリールは、ニコンクリエイツのボリュメトリックビデオ撮影システム“POLYMOTION STAGE”で撮影されている。
ボリュメトリック映像とは、多数のカメラを被写体の周りに設置し、さまざまな角度から撮影した動画データをもとに生成した3Dデータ映像のこと。被写体や空間の形状、人物の位置や動作などをまるごと3D空間上に再現し、自由な視点でカメラを動かすことができる。
今回発表されたショーリールは、“POLYMOTION STAGE”でどのような映像表現が可能になるのかを紹介するデモンストレーション映像で、制作はニコンクリエイツとAOI Pro.が担当。同時に発表されたメイキング映像「Behind the Scenes」では、ボリュメトリックビデオ撮影の舞台裏も公開されている。
▲「Behind the Scenes」より
ニコンクリエイツは、ニコンの100%子会社として2022年4月1日に営業を開始したばかりの新会社で、10月には東京都大田区平和島に映像制作拠点を開設する予定だ。同施設は“POLYMOTION STAGE”をはじめ、バーチャルプロダクション、BOLT(モーションコントロール装置)、ニコンのフラッグシップカメラZ9、Phantom (ハイスピードカメラ)、ARRI AMIRAも有する複合撮影施設になるという。
同社の社長・宮原康弘氏は今回のショーリール公開にあたって、「ニコンクリエイツは、単なる撮影施設や技術の提供ではなく、クリエイターの映像表現に携わることで、新しい映像価値の創造をめざします」と、10月の本格稼働に向けた意気込みを語っている。
株式会社ニコンクリエイツ
https://www.creates.nikon.com/