▲Mavic 3 Classic

DJIは、Hassebladカメラを搭載し、機能を厳選したカメラドローン『Mavic 3 Classic』を発表した。11月2日から公式オンラインストア(store.dji.com)、認定ストア、正規販売代理店より予約注文が可能で、展開ラインナップと価格はそれぞれ以下の通り(いずれも税込)。

  • Mavic 3 Classic (機体単体):216,700円
  • Mavic 3 Classic (RC-N1付属):229,240円
    • 充電器とDJI RC-N1送信機のセット
  • Mavic 3 Classic (DJI RC付属):252,670円
    • 充電器とDJI RC送信機のセット
  • Mavic 3 Fly More Kit Plus:76,560円
    • 同梱品:インテリジェント フライトバッテリー×2、バッテリー充電ハブ(100W)、65Wカーチャージャー、低ノイズプロペラ(1組)×3、DJI ショルダーバッグ
▲Mavic 3 Classic (RC-N1付属)
▲Mavic 3 Classic (DJI RC付属)

 

▲Mavic 3 Fly More Kit Plus

 

同製品は、Hassebladカメラとパワフルな飛行性能というMavic 3シリーズの特徴を引き継ぎながら必要な機能を厳選。Mavic 3シリーズ同様、4/3型CMOSセンサー搭載20MPカメラ、最大飛行時間46分、O3+伝送システムに対応し、既発の送信機「DJI RC Pro」や「DJI RC」、「DJI RC-N1」と互換性がある。ただし、望遠カメラは非搭載。

 

最高のコンテンツ制作を行える、最高品質カメラ

4/3型CMOS Hasselbladカメラを搭載し、動画撮影ではH.264とH.265コーデックでの5.1K/50fps、4K/60fps、1080p/60fps動画撮影に対応。スローモーション撮影では、4K/120fpsと1080p/200fps撮影が可能。焦点距離24 mm(35mm判換算)のカメラレンズはf/2.8〜f/11の絞り調整ができ、12.8ストップのネイティブダイナミックレンジに対応している。

さらに多くの光を取り込める20MPセンサーにより、写真撮影では12-bit RAW、動画撮影では10-bit D-Logで映像を処理されるため、鮮明な色合いで明暗部を細部までクリアかつ正確に捉えられる。

搭載されているカメラはHasselbladの画期的な研究開発をもとに設計され、人間の目で見た感覚に近い色合いで細部まで撮影可能。「ハッセルブラッド ナチュラルカラー ソリューション (HNCS)」により、自然で忠実な色合いで写真や動画を出力し、ハイダイナミックレンジを誇るHLGシステムでは、後編集で色調整の必要がない映像を撮影できる。さらに、日の出や夕暮れ時のような低照度環境での撮影でナイトモードを使用すると、ノイズの少ない鮮明な映像を捉えることが可能。

 

スムーズな操作とスマートな飛行

同製品は購入後、複雑なセットアップをすることなく、シンプルな画面でスムーズな操作が可能。また、カスタム機能を使うことで高精度な制御が実現し、共有/編集/後編集用に写真や動画データを簡単に出力できる。

バッテリーは他のMavic 3シリーズと同様で、最大飛行時間46分を実現。O3+伝送システムにより、最大15 km(日本国内は8km)先まで1080p/60fps動画を伝送することができ、撮影や飛行操作の精度が向上している(※伝送距離は信号強度を踏まえた概測であり、機体の飛行は操縦者の目視範囲内で行うこと)。

さらに、自動トラッキングや自動撮影といったインテリジェント機能が多く搭載され、初飛行でも手軽に使用することができる。「ActiveTrack 5.0」は、複数のビジョンセンサーを使い被写体を認識。機体とカメラを動かし、フレームに被写体を捉え続ける。マスターショットは撮影と編集を自動で行うことで、映像制作プロセスをシンプルかつ効率的に。

同製品は、DJIパイロットから人気のある自動撮影モード、クイックショットや定番のタイムラプス、ハイパーラプス、パノラマ撮影にも対応。新機能のクルーズ制御ではドローンの速度を設定し、一定速度で飛行させることができるため、手動操作で発生していたカメラの揺れも最小限に抑えることができる。

撮影後、機体からRAW映像を転送する操作はこれまで以上に容易に。高速クイック転送を使用するとWi-Fi 6を介し、ドローンからモバイル端末に最大80MB/sの速さで写真や動画データを直接ダウンロードでき、転送時の送信機との接続は不要。

 

認められた安全性

『Mavic 3 Classic』には安全機能が豊富に搭載されており、空撮時でも危険や他の機体を回避することができる。8個のビジョンセンサーが全方向の障害物を検知、APAS 5.0システムはその情報を駆使し、障害物を回避する飛行ルートを計画、それに沿った飛行を実行。アドバンストRTHを使用すると半径200m先の環境をスキャンしながら、ホームポイントまでの最適な飛行ルートを計画し、機体を帰還させることができる。

機体にはAirSenseシステムを搭載し、付近を飛行中の航空機やヘリコプターから発せられるADS-B(放送型自動位置情報伝送)信号を受信。ドローンパイロットが航空機などの存在に目視で気づく前に信号を受信できるため、飛行中の安全性を確保できる。

DJI独自のジオフェンスシステム「GEO 2.0」は、飛行エリア内の空域制限や危険性についてパイロットに情報を提供し、安全に飛行することができる。

他のDJI製品と同様、データの安全性を考慮して設計されており、撮影した写真や動画、飛行ログは、ユーザー自身が選択をしない限り、第三者に共有されることはない。また、飛行中、機体をインターネットに接続する必要がなく、伝送システムは機体の映像信号と飛行制御の両方の暗号化に対応している。そのため、重要な撮影タスクを行う場合でも、DJIのデータプライバシー システムは機密性の高いデータを保護しながら自由に飛行・撮影することができる。

同製品は、各国が持つ最新の飛行規制に準拠するように設計されている。米国では米国連邦航空局(FAA)により、リモートID規制を遵守しているという認証が与えられ、欧州では新しいドローン関連規制のもと、すべてのMavic 3シリーズドローンが世界で初となるC1認証を取得。これにより、A1オープンカテゴリーに該当するエリアでの飛行が可能になり、価格の高いリモートパイロットライセンス試験の受験が不要に。

 

■SkyPixelで製品を体験できるキャンペーン

今回DJIは、「SkyPixel」で実際にドローンを体験できるキャンペーンを企画。選ばれたユーザーに『Mavic 3 Classic』を期間限定で使用してもらい、コンテンツ制作体験の機会を提供する。応募者には抽選でDJI Mavic 3 Classicが当たるチャンスも。

▼キャンペーン詳細
https://www.skypixel.com/