毎年、7月号もしくは8月号は映像制作機器カタログの別冊付録がつく(今年は6月20日発売の7月号)。今回はカメラバッグの新製品がいろいろあるということで、カメラバッグのカタログや記事を作ろうと取材中。
昨日はthink TANKやMind Shiftを扱う銀一を取材。
think TANKと言えば、プロカメラマン御用達のブランドにすでになっているが、この企画に合わせるかのように、今年のNABでビデオ用のバッグについに参入。ちょうどそのサンプル品が銀一に届いたところだった。
フォト用のものより厚みがあり、機材をしっかり守ってくれる。色もフォト系のブラックではなく、アースカラーというか。蓋部分は大きく開き、機材も取り出しやすそうだ。
▲右側が今回発表されたビデオ用、左上が従来のフォト用。
Mind Shiftはthink TANKと同じ会社のブランドで、よりアウトドア向けのシリーズ。ここで実際に見て驚いたのが、ローテーション180°という機構で、バックパックを下ろさなくても、バッグの一部を前のほうに回転させて物を取り出せるというもの。よくもこんなこと考えたなという。
たしかに引き出してみると、バッグのなかが素通しのように見えるのが不思議な感じだ。
着脱部分はマグネットになっていたりと、ホントよく考えられている。
背中が密着する側が大きく開くという機構も取り入れられている。
ガバッと開く。
今日はKPI(ケンコープロフェッショナルイメージング)へ。
実は別件の取材に行ったのだが、ORCA(オルカ)というイスラエルメーカーのカメラバッグをこれから扱うということで、全ラインナップがその場にあり、ちょうどカタログができてきたところだった。イスラエルといえばKATAだが、KATAはマンフロットに吸収されるような形になり、KATAのバッグはマンフロットバッグに生まれ変わっている。どうやらKATAにいた人たちが作ったメーカーらしい。
KATAと言えば、開くと黄色だったが、ORCAは青だ。
カメラバッグというよりも、映像制作のあらゆる業種用という感じにラインナップがあるのは、ポータブレースみたいで、たとえば照明機材用、音声(ミキサー)用、音声スタッフがそのまま収録ベースにできるようなバッグまで用意されている。ディレクター用っぽいものまであった。
面白いのは音声さん用のバッグで、上にミキサーやレコーダなどを置いたり、ブームをたてるところまで設けられている。
ビデオカメラバッグはバッグ内にLEDライトがあり、暗いところでも機材を確認できる。
バックパックは、USBケーブルがバッグ内とストラップ部分を繋いでいる。何をするためかというと、USBバッテリーをカバンの中にいれておいて、スマホを充電しながら、使えるようにということだそうだ。
今、カメラバッグはこんなことになっていたのか…。
とてもまとめきれたものじゃないので、
連載、もしくは特集でもやろうかと思った。