ひょんなことから、Bunkamuraル・シネマでやっている
「フラメンコ・フラメンコ」を見ました。
スペインのカルロス・サウラ監督、撮影がヴィトリオ・ストラーロ。


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そう、1995年に公開された「フラメンコ」の続編的な内容です。
1995年というとついこの間のような気がするのですが、もう17年も前だということに愕然。
たしかユーロスペース(今とは別の場所にあったころ)で観て、衝撃を受けて、
その場でVHSソフト!を買ったような記憶があります。
いやいや、ロードショーでやっているのに、そんなわけはありませんね。
何年か後の、リバイバル上映のときに買ったのかもしれません。
それか別の映画を見に行ったときに、そのVHSソフトが売っていて買ったような。
いずれにしてもうちには、もうそのVHSはなく(再生できないので)、
かわりに後に発売されたDVDがあります。
それも何度見たことか・・・。
で、その「フラメンコ」の最後の曲から「フラメンコ・フラメンコ」はスタートするんですよ。
もう至福のオーディオ&ビジュアル体験とはこのこと。
映画の終盤、
パコ・デ・ルシアが出てきたときに
あ〜、もうそろそろ終わってしまのか〜という気持ちになってしまいました。
(その次の曲で終わり)
へんな感想ですが、映画が終わった後、もう自宅でのホームシアターはいらない、
おれは時間と金があるかぎり、映画館に行くぞ、と決意していました。
映像のほうは、たとえばJVCとかソニーの4Kプロジェクターを入れれば、
それに近い、もしくは映画によってはそれを超える表現は家庭でも実現できるかもしれませんが、あの音は絶対に再現できません(すくなとくとも自宅の環境では、近所迷惑になるし)。
そう考えると、クオリティの高い映画を映画館と観るというのは途方もなく贅沢な体験だということに、今更のように気づかされました。
ところが、映画館、結構すいてるんですよね。
なぜか、おばさんの集団がいくつか。
おそらくフラメンコ教室で割引券か招待券をくばっているんでしょうか。
オーディオ&ビジュルファンとか、
ストラーロの撮影を見たいという人こそ、
これは見るべきだと思いますよ。
もったいなさすぎます。