この8月号が出てからショッキングなニュースが飛び込んできました。


ソニーから「8ミリ方式 デジタルビデオ カセットレコーダー出荷完了のお知らせ」が。
以下、7月21日の発表文。
http://www.sony.jp/handycam/info2/20110721.html
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弊社は、8ミリ/Digital8方式のデジタルビデオ カセットレコーダー「GV-D800」と「GV-D200」の供給を継続して参りましたが、2011年9月で出荷を完了する予定です。 なお、需要状況によっては予定時期以前に終了する場合もございます。予めご了承願います。
近年は、記録メディアがフラッシュメモリーなどへと変遷し、映像記録方式もハイビジョンが主流になるなど、8ミリ方式の機器に対する需要は減少しております。こうした状況に鑑み、終了させていただくことにいたしました。
これまで多くのお客様にご愛用いただきましたことに、ここに改めて厚く御礼申し上げます。
なお、8ミリ方式機器の修理につきましては、今後も弊社修理規定に従い修理受け付けをさせていただきます。また、8ミリ方式テープの生産については、当面継続して参ります。
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だそうです。
たしかに需要はほとんどなくて、あとは昔のテープを再生するくらいでしょうか。
個人的には8㎜、Hi8の主要なものはデジタル化しているのでテープは捨ててしまってもいいのですが、やはりこういうニュースを見ると寂しいものがありますね。
私がこの業界に入った時の主流はカメラはHi8でしたから。それこそテープはたくさんあるわけです。なんかそんな昔の話じゃないだろ、という気がします。
何となく予感があったので、
「アナログテープ最終デジタル化作戦」という小特集を組みました。
そうしたら「最終」というのが当たってしまいました・・・。
hi8.jpg
ヨドバシカメラ新宿西口店にいってみたら、ソニーからのお知らせの紙とともに、
当店には在庫がありません、という告知がありました。
ビデオサロンでは、このところファイルベースの特集を組んでいて、
まだテープを使っている人たちからは、ビデオサロン、最近煽るよなあ~などと言われているのですが、煽るというよりもやはりテープデッキがどうしても心配なのです。
まだテープは供給されるとしても、テープはそれを再生するデッキがなければ
なんの意味もありません。
そのメカデッキは、高度で複雑な技術の固まりであって、
(ということは最近ここに書きました)
もしメーカーがそのメカデッキを作らなくなったらどうなってしまうんだろう?
という不安感がすごくあるのです。
特にほぼ1社しか作っていないようなフォーマット。
どうなってしまうんだろう?じゃなくて
確実に再生できないですね。
DVはまだまだ業務用があるから大丈夫だろうとは思うのですが、
でも、ふと気がつくと、キヤノン、ビクター、もしかしてパナソニックも
生産していない? 調べてみたらDVX100Bも生産完了だし。
ということはソニーだけ・・・?
なんか怖いと思うのは心配性だからなのでしょうか。