電力の話の続きです。
原発事故とそれに伴う計画停電の影響で、
誰もが「電気」について考えざるを得ないのではないかと思います。
まず電気ありきというビデオの世界を扱っているビデオサロンとしても、
この課題を無視して通るわけには行かないでしょう。
とりあえず5月号では、ご家庭でソーラーパワーを実践していらっしゃる
長谷川教通さんに原稿を書いていただくことにしました。
長谷川さんは数年前に家を新築されたときに、ソーラーパワーを導入されています。
ソーラーパワーによって、いったいどれくらい節電になるのか傍からみていると
わかりにくいので、ここ数年のデータも出してもらいました。
さて、どんな記事になるのか、たのしみです(まだ原稿来てません・・・)。
停電とか節電とかいうことになると、自分のうちの配電盤をあらためても見ることになりますが、我が家(築40年超の賃貸マンション)は、15A契約でした。
聞くところによると、最近ではどんどん契約ワット数があがる傾向にあるそうです。
だから15Aというと珍しいようです。
今はエアコン、電子レンジは当たり前ですから、ピーク電力がぐっとあがるので、
15Aとか20Aだとブレーカー落ちまくりかもしれませんね。
我が家が問題になっていないのは、
たぶん電子レンジと電気炊飯器を持っていないからだと思います。
実はご飯は土鍋で炊いたほうがおいしいし、早い。
そのことに気がついたのは5、6年前でした。
その前はガスの炊飯器で、それも充分おいしいと思っていたのですが、
土鍋にかえて驚きました。というか、ショックでした。
これでいいのに、いやこちらのほうがいいのに、
今まで何台の炊飯器を買ってきたのだろう、というショックですね。
あと、炊きあがるのも早い。
蓋の穴から吹き始めて4分でとめてあとは蒸らし、ですから。
もちろん家電製品が悪いわけではありません。
花粉症用の空気清浄機とか、ナノケア機能?付きのドライヤーとか、
うちにはいろんな家電がいっぱいあるんです(笑)。すごく重宝しています。
冷蔵庫や扇風機だって新しいもののほうが消費電力が下がって電気代が安くなるということもあるから、そこはうまく買い替えるといいでしょうし。
電子レンジはもらったものがあったけど、使わなかったので、売ったのか捨てたのか。
いまはやりのタジン鍋(モロッコの伝統的な鍋)で
同じことができるからこちらも問題ないですね。
こうやって、やせ我慢するのではなく、
「伝統的なものに置き換えたほうが実は幸せになる」
というのが一番いいストーリーだと思います。
さて、この夏、一番心配なエアコンですが、
こればっかりは代替案が思い浮かばないです。
全員で一斉にエアコンをやめれば、少なくとも夜は
しのげると思うのですが、どうでしょうか。
ブクブクいっている音も聞いてください。三合炊いているところ。
そういえば、思い出したのですが
たしか映画「タカダワタル的」で、
高田渡のアパートの部屋が15A契約だということを自慢?していたような。
(違っていたらすみません)