EDIUSはどうなっていくのか?〜日本とドイツの共通点


いまや放送局の報道現場の編集システムとしては、定番になりつつあるのがEDIUS。その一方で、ハイアマチュアや企業内ビデオの現場でも多く使われています。
ビデオクラブなどでも、圧倒的にEDIUSユーザーが多くなっているようです。
そのEDIUSを開発しているのが旧カノープス、現在のグラスバレーですが、ベルデングループに買収されたこともあり、事情通の人ほど、今後EDIUSがどうなっていくのか気になっているのではないでしょうか?


Inter BEE会期中、同社の幹部にインタビューする機会がありましたが、結論からいうと、EDIUSは放送局ワークフローにとって欠くことができないパーツになっているようで、その開発を止めるという判断はなく、むしろ強化していく路線だと理解しました。
ただ、グラスバレーの中心はライブスイッングのシステムですから、どうしても日本のハイアマチュアやクリエイターからの要望は後回しになってしまうのではないかという危惧はないことはないのですが、どうやらそれも心配はないようです。
 実は、子供の成長記録以外で、アマチュアが熱心に映像制作をしているのは、世界中で日本だけでないかと思っていたのですが、どうやらドイツも似たような状況なのだそうです。ドイツにも愛好家のビデオクラブがあって、高齢者を中心に熱心にビデオを作っている(しかもEDIUSで!)というのです。そういった熱心なアマチュアのおじいさん方がフォトキナ(2年に1回ドイツで開催される、写真関連の展示会)やIBC(アムステルダムで開催される欧州の放送機器展)にやってきては、EDIUSに対する要望を伝えていくのだとか。本来、ライブスイッチングや報道映像では、DVDのチャプター連係のマーカー機能などは必要ないのですが、ハイアマチュアの要望で採用されているというのです。
 なんとも心強い話です。ドイツにビデオサロンのような雑誌があるのかどうか、分かっていないのですが、日本とドイツ、アマチュアビデオで連帯していけるといいですね。ドイツのおじいさん方がどんな作品を作っているのか、一度見てみたいものです。
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▲8K/60P素材の編集に対応したEDIUSベースのターンキー、HDWSシリーズの参考出品。8Kスーパーハイビジョンを編集するハイエンド環境とアマチュアビデオ制作が同じソフトというのが、いい。