業界では展示会が続いていますが、その合間をぬってEOS C200をテスト中です。とにかくこれは気になる機材です。最初に説明を聞いたときに、「こいつは相当説明を要するカメラだな〜」と思いました。細かいことをやっていくと、どれだけページがあっても足りない内容の濃さ。ポイントを絞らざるを得ません。

まず本体と周辺パーツが結構複雑です。EOS C200とC200Bの2モデルあって、どれがどう着脱されるのか理解するのに一苦労で、自分だったらどちらがいいのか、ひとしきり検討しなければなりません。

そして、Cinema RAW Light。1GbpsはRAWにしては転送レートが低いとはいえ、かなりのものです。現状ではキヤノンが提供する現像ソフトで現像するわけですが、それで何に変換できて、どれくらいの時間かかるのか、そしてそれは本当に綺麗なのかどうか、が気になります。

MP4でも4K/60pの記録はできますが、そっちは8bitと一気に落ちてしまいます。GH5が4:2:2 10bitをSDカードに記録できるわけですから、そこのところどうにかならなかったのかと思ってしまいます。RAWまではいらないから、4:2:2 10bitが欲しいと思っている人は多いんじゃないでしょうか。つまりEOS C200は、松竹梅のうち、松と梅しかないわけで。

でも、検証する側としては、竹のところはだいたい想像がつくので、松って一体どんなものなのかというのが気になります。

それとも梅で充分きれい、という結果になるのでしょうか?

検証中の斎賀ゼミの一コマ。夕陽が当たっていい感じです。

この後、すぐに次のテスターさんに回しました。1日もムダにすることなく稼働しています。