7月号〜クリエイティブに疲れたら「記録」に戻ってみる


7月号が発売されました。今号は「映像記録」にスポットをあててみました。「映像記録」という観点で一度、小特集をまとめてみたいという思いはありましたが、これほど大きな特集になる予定はなかったのですが、諸事情でページが増えてしまいました。

ビデオ、映像制作をめぐる事情はここ数年で大きく変わってきています。単に動画を撮って発信するということでしたら、スマホで充分な時代です。何も難しいことはなくなりました。気が付いてみると、わざわざ映像制作というのであれば、テクニックやアイデアや、圧倒的なクオリティが求められるようになりました。ビデオの楽しさや意義はかつては旅行や子供の成長「記録」にあったわけですが、単にRECボタンを押しただけではことさら面白いものにはならなくて、面白くするには、かっこよく撮ったり、おしゃれに見せないと人は見てくれないし、そもそも自分が見ても楽しくなくなったわけです。

とすると、「よし挑戦しよう」という人も出てきますが、これまでなんとなくビデオをやってきたきた人などは逆にひるんでしまうのではないかと思ったのです。

現に私がそうです。今のビデオ投稿作品のレベルをみると、とてもこんな撮影はできそうもないし、では、アイデアがどんどん湧いてくるかというと、それもないし(情けないことにクリエイティビティがゼロ)。

なんかビデオって難しそうと思って脱落していく人が多いと困るなと。

特に長年ビデオをやってきた中高齢層は、もうこれからWEB映像で受けるような表現スタイルを身につけるのはかなり難しいのではないかと思います。できる人もいるけど少ない(挑戦したい人はビデオサロンの連載「動画をもう一度はじめから」(鈴木佑介さん)をどうぞ。7月号で第4回です)。

だったら原点回帰して、「記録」にモチベーションをもとめたらどうだろうと思いました。

その意義については特集で語られているので読んでいただければ幸いです。

なんども書いているのですが、ビデオの楽しさは、人それぞれ、いろいろあって良いと思います。

たとえば映像系の撮影機材は、写真系に比べて圧倒的に奥が深くて面白い(と思う)。機材選びとか機材のカスタマイズとか、新しい視覚体験をもたらす機材とか。

8月号は付録「動画制作機器ガイド」で機材の達人たちを取材していますが、これが面白いんです。もちろん、その方々の撮影もいいのですが、機材選びの選択眼には驚かされるし、カメラバッグへのパッキングがこれまた素晴らしい(笑)。パッキングする手つきに愛を感じますね。

本誌の特集は片手持ちジンバルをがんがん攻めています。機材好きな方は来月号をご期待ください。