RAID(レイド)は、機材レンタルの大手、小輝日文の販売部門。
この2、3年は、InterBEEでもかなり目立ってきており、業界に名前が知れ渡ってきた。
特に、MoVI旋風が吹き荒れてからは、そのMoVIの代理店ということでも知られている。
そのRAIDが前回のInterBEE前に、REDの代理店になることを発表した。
気になる製品もあったので、RAIDにお邪魔し、広報担当の黒澤さんにお話を伺った。


小輝日文とRAIDは、田町から歩いて数分のボーリング場の入っているビルに入っている。
(ただし、RAIDは、数か月後には、近くのビルに移転する予定)
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ちらっとレンタル部門のほうも見せていただいた、一応別会社ということでそちらの写真はなし。
内装はちょっとおしゃれなことになっていた。
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ビデオサロン的に注目はSmall HDというメーカーのモニター。このモニター、世界的には評判がいいのだが、日本ではあまり普及していないようだ。
2014年のInterBEEあたりから、RAIDが扱いを開始している。
現在のラインナップとしては、7インチの702 Brightと、5インチの502HDMI/SDI、さらに折り畳み式のEVFルーペが組み合わせられるSidefinder 502がある。
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702 Brightの特徴なその名の通り、なんといっても明るいこと。日光の下でも見やすいフィールドモニター。解像度は1920×1080、明るさは1000nits。入力はSDI/HDMI対応。バッテリーは、キヤノンのLP-E6とソニーLバッテリー両対応。これはプレートを差し替えるのではなく、挿す方向を変えるだけというひじょうによく考えられたもの。これはぜひ他社でも実現してほしい機構だ。モニターはタッチパネルではなく、ジョイスティックでの操作。
502HDMI/SDIは、5インチながら、1920×1080の解像度があり、225gの軽量。こちらもジョイスティックでの操作になる。
その5インチモニターをベースにしたSidefinder 502が面白い。90度可動するEVFが付属しており、モニターとしても、EVFとしても使える。EVFにすると、全画面を見るわけではなく、液晶の部分を覗きみることになる。したがって解像度は1366×768になる。EVF部は視度調整も可能。
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それぞれボディは小型で凝縮感がある。
その分、熱はかなり発するようだ。
記録機能もなく(静止画保存は可能)、価格的にはやや割高で、
ライバルとしては、Brackmagic Video AssisitやアトモスSHOGUNになるだろうか。
それらと比較すると、
Small HDのポイントは、702Brightは、屋外でしっかり見える明るさだということ。
502のほうは、EVFルーペを組み込めるということだろう。
実際にデモ機をお借りできた段階で、あらためて誌上とwebでレポートしたい。
702 Bright ¥228,000 (税抜)
http://www.raid-japan.com/cart/cart01/3455
502HDMI/SDI ¥182,400 (税抜)
http://www.raid-japan.com/cart/cart01/2656
Sidefinder 502 ¥228,000 (税抜)
http://www.raid-japan.com/cart/cart01/2864
これ以外に、思わぬものも見せていただいた。
数年前に話題になったDigital BOLEX D16だ。
日本でこれを使っている例を知らないのだが、どなたか使っているでしょうか?
もしお使いで、いい作品を撮られている方がいらっしゃいましたら、
ビデオサロン編集部までご連絡いただければ幸いです。
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スペックなど詳細情報はこちらから。