製作体制、現場システム、市場、メディア、コミュニケーション、視聴デバイスなど、近年、映像を取り巻く環境の変化が著しくなっています。そんななか、旧来の受注〜制作〜納品だけにとどまらない、“新しい動き”を見せている制作会社が目立ってきました。新時代の制作会社に求められるつくり方・届け方とは一体なんなのか? 今回は、独自の戦略で製作した話題作の舞台裏と、新規企画プロジェクトに挑戦する制作会社の取り組みを紹介していきます。

●特集「新時代の映像制作会社」

〜〜CONTENTS〜〜

日本発の映画製作ファンドを立ち上げた
K2 Picturesが目指すビジョン
紀伊宗之

担当プロデューサーが語る独自の挑戦
『オッドタクシー』『RoOT / ルート』制作の舞台裏
神戸麻紀、松竹奈央(P.I.C.S.)

日本映画を世界のミニシアターへ!
海外コラボも視野に入れた映画制作
関 友彦、鈴木徳至(コギトワークス)

オリジナル映画や新サービスを生む!
仕事を面白くしていくクリエイターズコミュニティ
大野康介、中川貴史(hive/Unplug)

大学生友人チームから起業!
少人数プロダクションの運営方法
板谷勇飛(IDENCE)

激変する業界に対応!
縦型ショートドラマレーベル「T36」の挑戦
佐藤一樹、久保田直樹、鈴木勇那(THINGMEDIA)

実験をしながら“面白さ”を追求する
STUDIO DOTOUの取り組み
栗林和明、島田研一、溝口結城、岡田博幸

今月の話題

6K動画記録をフィールドで徹底検証する!
コンパクトボディながら6K/12bit RAWを内部収録を実現したNikon Z6III
井上卓郎

まばゆいほど美しい映像のなかで描かれる繊細な人間模様
『ぼくのお日さま』を制作した奥山大史監督の映画作りへのこだわり

圧倒的なパワーとエネルギーでカンヌを魅了した意欲作
『ナミビアの砂漠』で起きた監督・山中瑶子と俳優・河合優実の化学反応

VIDEO SALON 9月号