【Inter BEE 2018】ATOMOS、5.2インチ液晶搭載の4K入力対応のポータブルレコーダー「NINJA V」


10月17日に発売を開始したATOMOSの新しいモニター搭載レコーダー「NINJA V(ニンジャファイブ)」を大々的にお披露目。4K/60p、10bit入力に対応し、1000nitの液晶パネル(1920×1080)とLog/PQ/HLGガンマ表示にも対応することによりHDR映像のモニターも可能なのはINFERNOシリーズと同様。

従来と異なるのは液晶サイズを7インチから5.2インチにすることでボディを小型化。また、新しく記録メディアとして「AtomX SSDmini」も採用。バッテリースロットに取り付けて使用する「AtomX拡張モジュール」が接続できるように設計され、ギガビットの有線イーサネット環境を利用して放送品質のライブ映像を配信するための「AtomX Ethernet/NDI」や、Bluetoothでワイヤレスでタイムコードを同期できる「AtomX SYNC」が提案される。ユーザーインターフェイスも画面下にアイコンが並ぶスタイルに変更され、今後はこのデザインがスタンダードになる。価格も92,500円と手頃になった。

ATOMOS製品を取り扱うメディアエッジでは写真で使われているSHAPE製のリグを取り扱う予定。

参考出品として、SHOGUNを2台、ラックマウントできるキットが展示されていた。

また、NINJA Vのバッテリーチャージ部を利用して、ギガビットの有線イーサネット環境でライブ映像を配信することができるAtomX Ethernet/NDIが拡張オプションとして用意される予定。このモジュールでエンコード、デコード、制御、NDIの入出力を備えており、Ninja VでNDIソースからNDIを送信、配信、受信、監視することができる。たとえばカメラの後ろにNija Vとこのオプションをつけることで、スイッチングシステムに組み込まれ、モニター兼配信装置として利用することができる。

SHOGUN INFERNOやSUMOに実装された「ProRes RAW」はATOMOSとアップルの協業によって生まれたRAW形式。その現像、グレーディング環境を実際に紹介するコーナー。現在ProRes RAWをデコードできるのは、Final Cut Pro Xのみ。

Final Cut Pro Xでファイルの情報をみると、コーデックはApple ProRes RAW HQになっている。

ちなみに、現在、ProRes RAWが収録できるシステムとしては、カメラがソニーFS5、FS7、パナソニックEVA1などSDIからRAW出力が可能なカメラとSHOGUN INFERNOとの組み合わせ。NINJA Vは入力がHDMIのみであり、今のところHDMIでProRes RAWを出力するカメラそのものが存在しないので対応していない。ただ、別会場の国際展示場で開催されたATOMOSのProRes RAWセミナーにおいて、ATOMOSのCEO、ジェロミー・ヤング氏は、デジタル一眼カメラの中からでも、HDMIからRAW出力でき、NINJA Vと組み合わせられるカメラが出ることを期待したいと発言していた。また、数ヶ月後にはビッグなニュースをお届けできるだろうとのことだった。

(取り扱い:メディアエッジ)