キバンインターナショナルの世界一小さなHD中継車


Blackmagic Designはこのほど、株式会社キバンインターナショナルが
Blackmagic Designの製品群で設計された、世界一小さなHD中継車を完成させたことを発表した。


コンパクトながらスイッチング、モニタリング、S S D レコーダーの機能を搭載した同中継車は、パンダバード(PandaBird)と命名され、5月16日から開催された教育ITソリューションEXPOで初のお披露目となった。また、同中継車は5月28、29日に開催された、Blackmagic Designの新製品説明会でも展示され、注目を集めた。
株式会社キバンインターナショナルは、eラーニング事業を専門とし、海外の企業と共同で開発を行なうなど、国内外を問わず精力的に展開している。ビデオとインターネットストリーミングを活用し、自社スタジオのみならず、積極的に様々な場所から情報発信をしている同社は、大きな中継車が入れないような場所にも、難なく入っていける、小さな三輪バイクをベースにした中継車のニーズを知り、「世界一小さな中継車」の製作に至った。
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パンダバードはHONDA製ジャイロキャノピーという三輪バイクを改造して作られた。HD対応のシステムを搭載したシステムを設計するにあたり、選定したのがBlackmagic DesignのH.264エンコーダー内蔵スイッチャーであるATEM Television Studio、SSDへ収録できる放送用デッキのHyperDeck Studio、そしてモニタリング用のSmartView Duoだ。
同中継車は、マルチカメラ映像をスイッチングし、インターネット配信用にエンコードもできるシステムがコンパクトにまとまっている。カメラはATEM Television にワイヤレスで繋がり、同中継車に搭載されたタブレットPCから、生成されたH.264のファイルがUstreamで配信される。SSDデュアルスロットのHyperDeckStudioにより、非圧縮、DNxHD、またはProResファイルをSSDに収録することが可能だ。SmartView Duoは2面のLDC8インチスクリーンをラックマウントでき、三輪バイクへの搭載もしやすい。コンパクトながら、SD、HD、そして3Gb/s SDIをモニタリングできるため、野外でもあらゆる信号に対応できる。
また、システムは内蔵ケースから取り出すことが可能なため、中継車を持ち込めない室内などにも使える。また12V稼働で設計されているため12Vバッテリーを搭載すればバッテリー稼働も可能だ。
「Blackmagic Designの製品は非常にコンパクトで、すべて6Uラックに格納することができました。電源も12Vに統一されていることでバッテリー駆動も可能です。中継システムと離れた場所からWindowsタブレットと遠隔操作もできて、フィールドで非常に柔軟に使えます。これらはBlackmagic Designでなければ実現できませんでした」と、同社CEOである西村正宏氏は今回の中継車について語った。
細部の写真入りのレポートは
6月20日に発売されるビデオSALON7月号の
別冊付録
「ウェブ動画時代の映像制作機器ガイド2012」において、
掲載されているので、
ぜひチェックしてほしい。