セレボは9月5日、ビデオカメラと接続することでPCを介さずにUstreamやニコニコ生放送などのライブ配信を行えるLiveShell PROを発表した。価格は5万4999円。同社直販サイトで予約受付を開始し、10月中に出荷される見込みだという。


720pのHD配信を実現! 新たにH.264コーデックを採用


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 LiveShell PROは、Ustream、ニコニコ生放送、YouTube Liveなど様々な配信サイトに対応しており、配信用PCを使わずにライブ配信を可能にするデバイス。今回のモデルからコーデックにH.264を採用。さらにプロファイルもハイ、メイン、ベースラインから選択できるようになり、各配信サイトに適したエンコードができるようになった。解像度は最大720pに対応し、ビットレートも10Mbpsまでをカバーする。音声もAACとなり、ビットレートは最高256kbpsまでに強化された。
 また、本体内部には専用充電池を内蔵しており、連続3時間の配信が可能になっている(有線LAN接続、720p配信時)。充電池は交換可能になっており、バッテリーのみセレボ直販サイトで購入できるという。価格は未定だが、2千円前後を予定している。
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 カメラにも撮りつけられる。

モニター出力付きで配信映像や音声の確認も可能に


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 LiveShell PROは、HDMI以外にもコンポジットのカメラ入力を搭載し、外部マイクやライン入力にも対応する。HDMI端子にはネジ止めできるケーブル(例えばこんなケーブル)用のロック機構も用意されており、ケーブルの抜け落ちを防止できる。
 そして、ユーザーからも要望が多かった映像や音声のモニターアウトにも対応。本体前面のモニター出力(ミニジャック)から別売のケーブル(赤白黄のRCAピン)で外部モニターと接続することで、配信に送る映像を確認することができる。また、本体の液晶ディスプレイには、音声入力レベルをチェックするピークメーターを表示させることもできる。
 回線は、有線と無線LANの両方に対応している。

従来から発売されていたLiveShellは引き続き併売される


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 従来まで発売されていたLiveShellも、LiveShell PROと併売される。両者の主な違いは以下のひょうの通り。従来機の4倍近い解像度を実現したが、サイズもできる限りコンパクトに抑えて設計されている。

LiveShell LiveShell PRO
最大解像度 480p相当(704×528/4CIF) 720p(1280×720)
音声品質 ADPCM/PCM AAC-LC/PCM
モニター出力 なし あり
バッテリー 単三電池×3本 専用充電池
本体サイズ W120×H26×D68mm W123×H26×D90mm
重量 108g 300g

コントロール用のDashboardもPROに合わせてリニューアル


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解像度は1280×720を上限に、様々なバリエーションを選択できる。
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配信映像をクロップして、様々なアスペクトで配信できる機能も新たに搭載された。アスペクトはスクエア、アメリカンビスタ、ヨーロピアンビスタ、シネマスコープから選択できる。

LiveShell PROの主なスペック

インターネット接続 有線LAN(10BASE-T/100BASE-TX)、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)
映像入力 HDMI(480p/720p/1080i)、コンポジット(NTSC/PAL)
音声入力 HDMI-IN、ステレオマイクIN(ミニジャック)、ステレオラインIN(RCA)
映像・音声出力 専用端子からブレイクアウトケーブル(別売)にて対応)
映像配信 解像度 上限を720pとして自由に設定可能
圧縮方式 H.264(High/Main/Baseline プロファイル)
ビットレート 最大10Mbps
音声配信 圧縮方式 AAC-LC/PCM
ビットレート 最大256kbps
電源 ACアダプター、専用充電池(交換可、外部給電可)
動作時間 内蔵バッテリーで3時間
外形寸法 W123×H26×D90mm
重量 300g(バッテリー搭載時は350g)
付属品 ACアダプター、HDMIケーブル(Full-Mini)、設定用ケーブル

パンダスタジオでブラックモデルも数量限定で販売中


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 Ustreamレンタルスタジオ・パンダスタジオ限定で、「Cerevo LiveShell PRO Black Editon」も販売される。詳細はこちらから。
◆製品情報
http://shell.cerevo.com/pro/ja/