ニコニコ動画、生中継用エンコーダーや画質向上など
新サービスを続々発表


  ニコニコ動画は2006年12月12日からサービスを開始し、5周年を迎えた。「ニコニコ動画(仮)」としてスタートし、「(β)」、「(γ」」、「(RC)」などバージョンアップを重ね、原点回帰の意味を込めた「ニコニコ動画(ZERO)」にバージョンアップする。バージョンアップに向けて、随時新機能を投入していき、4月28、29日に幕張メッセで開催される巨大フェス「ニコニコ超会議」にて新バージョンの詳細を発表し、29日から正式にサービスを開始する予定になっている。


ニコファーレでユーザーも動員し、新サービスを発表


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 1月15日、ニコファーレにて行われた「ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)」での発表内容を紹介する。今回開催されたのは、「原点回帰」をテーマにした全3回の発表会で、2回目となる。
50円で1000ptキャンペーンを実施
nico_201201_02.jpg プレミアム会員が152万人を突破したことを記念して、キャンペーン期間中の1月18日 12:00 ~ 1月31日 23:59の間、一度だけ150円で1000ポイントが購入できる。

ニコニ・コモンズ、コンテンツツリーに関する新機能
nico_201201_03.jpg コンテンツツリーとは、作品の元になった作品(親作品)や、逆にその作品を元にして作られた作品(子作品)などをツリー状に表示する機能。作品投稿者は、自分が元にした作品をコンテンツツリーの親作品に設定できるというもの。また、「クリエイター奨励プログラム」に別途登録しておくと、コンテンツツリーの情報を元に、親作品の作者に対して”子ども手当”を支払われる(小作品と親作品の作者が同じ場合は支払われない)。
 1月末から、動画説明文の下に「親作品」を表示。動画閲覧ページの各動画説明文の下に、動画投稿者が指定した親作品が紹介されるようになる。
 2月中には、勘当機能も搭載される予定だ。コンテンツツリーは、子作品の作者が親作品を指定することで設定されるが、親作品の作者は、望まない子作品が設定された場合にはコンテンツツリーを解除して子作品から外せるようになる。

エコノミータイムの際の画質が向上
nico_201201_04.jpg 回線混雑時、一般会員に適用しているエコノミータイムの画質が従来よりも向上した。なお、プレミアム会員の方は、いつでもオリジナル画質で再生。こちらは、2月上旬リリース予定。

iPhoneアプリバージョンアップ!
nico_201201_05.jpg 発表会当日の15日からiPhoneアプリがバージョンアップ。iPhone3G接続時の画質・音質が向上。従来はフレームレートが6fps、音声はモノラルだったが、バージョンアップにより30fps、ステレオ音声で動画を視聴できるようになった。UIも一心され、回線速度、ニコニコニュース、関連動画、公開マイリストなどが表示されるようになった。

2月上旬にニコ生専用エンコーダーが登場
nico_201201_06.jpg ニコ生ユーザーの間でも人気のXsplitを元に開発されたニコニコ生放送専用のエンコーダーが登場。従来に比べ、高画質な配信が可能になる他、スイッチングやPinP、ローカルにある音声や映像の再生機能やSkype連携機能、クロマキー合成機能なども実装を予定しているという。ソフト自体は無償配布されるが、配信を行うにはニコニコ動画のプレミアム会員になる必要がある。

ニコファーレにも新システム導入
nico_201201_07.jpg昨年7月にオープンしたイベントスペース・ニコファーレでは、全壁面と天井に設置したLEDモニターによるVR(仮想現実)、AR(拡張現実)を駆使したライブ配信により、ネットとリアルを融合したイベント開催を実現している。今回、3DCGムービー製作ツール「MMD(MikuMikuDance」で作成したデータをARライブとして再生できる機能を追加した。現状は、ネット視聴者向けの機能となるが、今後、会場の人にも見えるARの仕組みを開発しているという。
 また、ニコファーレからの生中継を視聴するネットユーザーが壁面LEDに表示される「ネット観客システム」も、従来はサムネイルが並んで表示されるだけだったが、3Dアバターが表示される形にバージョンアップ。ユーザーは番組を視聴しながらアバターを操作できる。アバターは将来的にパーツを組み合わせて、オリジナルアバターを作れるようにするという。

大規模イベント「ニコニコ超会議」の新着情報発表


nico_201201_08.jpg 「ニコニコ動画をほぼ全て地上に再現する」をコンセプトに4月28、29日幕張メッセで開催されるイベント「ニコニコ超会議」。会場内は企業ブースの出展やステージイベントが行われる無料ゾーンと「歌ってみた」「踊ってみた」「技術部」などといったニコニコ動画でお馴染みのカテゴリー系ブースやステージイベントが行われる有料ゾーンで構成される。また、会期中の夕方から夜にかけては、各カテゴリーで活躍するユーザーが集結してパフォーマンスを行うイベント「ニコニコ超パーティー」も開催される。それぞれのイベント概要については公式サイトを参照してほしい。さらに、全国主要都市からのバスツアーも予定されている他、大阪方面~上野間を特別運行するブルートレインやお座敷列車「宴」の運行に加え、フュージョンバンド「カシオペア」のキーボード担当として知られる向谷実さんと同乗できる「向谷実と行く、超会議特別列車の旅」も実施される。

◆発表会の動画
http://live.nicovideo.jp/watch/lv74042076
◆ニコニコ動画(原宿)のホームページ
http://www.nicovideo.jp/
◆ニコニコ生放送のホームページ
http://live.nicovideo.jp/
◆ニコニコ超会議2012公式サイト
http://www.chokaigi.jp/