ニコファーレ、MMD対応の新ARシステムで ネットとリアルの一体感を強化


 インターネット生中継に特化し、360°LEDスクリーンを採用したイベントスペース「ニコファーレ」。ボーカロイドなどのリアルタイムに実写とCG映像を組み合わせたライブ配信ができることがウリになっていたが、実際に会場に来た観客がCG映像を確認するには、ステージ側面に流れるネット配信用の映像を確認するしかなかった。そんな状況を打開すべく今回、会場来場者とネット視聴者両方がバーチャルライブを楽しめるシステムが開発された。


透過スクリーンと偏光フィルターでステージ上にもARを表示可能に


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 ステージに設置された透過スクリーンにはCG映像が表示され、会場にいる人もネット視聴者同様にARライブを楽しめるようになった。ニコニコ動画ユーザーの間でも人気のフリーCG作成ソフトMMDで作ったCG映像にも対応し、ユーザーが作ったCG映像の持込も可能だ。
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 システムの概要。ステージ上の透過スクリーンの背後には偏光フィルターを装着したプロジェクターでCG映像を投影。カメラにも偏光フィルターを装着することで、撮影映像にはステージ上のスクリーン映像を写すことなく撮影ができる。こうすることでネット視聴者はリアルタイムにCG合成されたARライブを、実際の来場者は透過スクリーンの映像を見ながらライブを楽しめる。

ARシステムの設備


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会場に設置された透過スクリーン。
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スクリーン後方には、偏光フィルターを装着したプロジェクター。従来までは、こうした演出を行うためには大型のプロジェクターを用意する必要があったが、小型プロジェクターを8台用意し、全台同時に投影することで光量を確保。省スペースでのバーチャルライブを可能にしたこともポイントだという。
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 撮影カメラのレンズにも偏光フィルターを装着。カメラの上についているのは赤外線を発信する装置。
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 天井に設置された赤外線センサー。複数台設置されており、カメラに搭載された発信機からの情報を読み取り、位置やカメラアングルなど情報を検出。リアルタイムにCGを生成し、ネット配信用の映像に合成している。下の写真は実際に撮影、CG合成された映像(ネット配信用のもの)。
 なお、このシステムを利用したARライブイベント『GUMI誕生祭2012 in ニコファーレ ~Megpoid 3rd Anniversary~』が本日19時から生中継される。同イベントは、インターネット社から発売されたボーカイドソフト「メグッポイド」のキャラクターGUMIの誕生3周年を記念し、有志意ユーザーが発案・企画・制作したARライブイベント。会場チケットは売り切れてしまったとのことだが、ネット視聴は無料ということなので、ぜひチェックしてみてはいかがだろう。
◆GUMI誕生祭2012 in ニコファーレ ~Megpoid 3rd Anniversary~ 特設ページ
http://www.nicovideo.jp/gumitan2012
◆ニコファーレのホームページ
http://nicofarre.jp/