ソニーマーケティングはおもにプロフォトグラファー、プロビデオグラファーを対象とした
デジタル一眼カメラαの展示会~Meet “α” for Professional~(主催:ソニーマーケティング株式会社)を11月10日(木)、11日(金)に開催。開催に先立ち、11月10日(木)午前中にメディア向けの内覧会を開催した。
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αを中心にしたプロフェッショナル向けのセミナーは初の試み。カメラとしては、αだけでなく、Eマウントを採用した動画カメラ、FS5やFS7も実際にオペレートできる状態で展示された。ソニーマーケティングとしては、今後は静止画と動画の融合はますます進み、プロフェショナルの表現においては従来の境界線は消滅すると見ている。
充実してきたαラインナップ。
ビデオサロンとしては、すでに海外では発表されながら、日本ではいまだ発表されていないAPS-C用の電動ズーム E PZ18-110mm F4 OSSが気になるのだが、参考出品としても残念ながらなかった。
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動画撮影コーナーには、来週にInterBEEを控える中、FS7、FS5も展示されていた。またS-Log撮影してグレーディングするワークフローを体験できるコーナーもあった。
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デジタルイメージング機器の市場は、全世界では全体の市場規模が縮小しているが、ソニーのフルサイズセンサー搭載の一眼カメラは金額ベースでこの3年延び続けている。顧客属性もエントリー層が大幅に減るとともに、ハイアマチュア層、プロフェショナル層が増えている。
そういった状況を踏まえて、ソニーではハイエンド製品のラインナップの拡充を行い、かつ動画機器のFSシリーズとの連携も徐々に図ってきている。
またプロの制作活動を支援するプロサポート体制を強化すべく、銀座に加え、大阪、名古屋、福岡、札幌のソニーストアでのプロサポート窓口の開設を予定しているという。
セミナーのラインナップ
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展示ではソニー製品だけでなく、関連機器のメーカーも展示していた。
マイクロソフトはSurface Bookを複数台並べて展示。編集ソフトも立ち上げ、実際に触れるようになっていた。
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カメラも出しているブラックマジックデザインだが、それは封印?してαと組み合わせるVideo Assist 4K、そしてS-Logで撮影した素材のグレーディングが可能なDaVinici Resolveを中心に展示していた。
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同じくカメラも出しているDJIは、折りたたみドローンとして話題のMAVICやαが載せられるRONIN-Mを出していた。
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おなじみアトモスコーナーではビデオサロンやソニーαのムックも紹介していただいていたのはありがたかった。α7S IIを核にカールツァイスレンズ、クロジールのリグ、NINJA FLAMEなどを組みわせたセットを展示。α7系の4Kは4K/30pまでであり、出力もHDMIなので、コンビとしてはNINJA FLAMEが最適(写真はSHOGUN FLAME)。さらに音声は入力系統を増やせるタスカムのDR-701Dとも組み合わせていた。
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そのお隣はTASCAMコーナーで、メモリーレコーダー一体型ガンマイクDR-10SGは評価が高い。またDR-701DはアトモスのNINJA FLAMEと連携して展示されていた。
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これ以外に
マンフロット株式会社:ビデオ三脚、スライダー、LED ライト
株式会社ノビテック:ZACUTO Recoil システム
なども展示されていた。