,ローランドはビデオフィールドレコーダーF-1のバージョンアップをNAB2009で発表した。アップデータは同社サイトで近日公開予定。
エディロールF-1は、IEEE1394でHDV/DVの信号を記録できるだけでなく、独立したアナログ音声入力を持つのが特徴のビデオフィールドレコーダー。3月には専用のアプリケーションF-1ユーティリティがバージョン2になり、Editorモードが加わり、F-1で録って、PCに接続し、簡易編集するということができるようになった。記録媒体はカートリッジ式のHDDが付属するが、オプションでフラッシュストレージも選択可能となっている。
今回の本体のバージョンアップでは、2~50MbpsのMPEG2TS記録をサポート。別項で紹介するHD-SDIからMPEG2TSに変換し、IEEE1394で出力できるコンバーターVC-50HDを介することで、HDV以上の高画質な映像を録画することができる。
また、かねてから要望があったループ・レコーディングとプリ・レコーディングの機能を採用。さらにタイムコード&マーカー機能も搭載した。
アップデータは近日公開される予定。
本誌では、4月号でF-1ユーティリティのEditorモードを詳しく紹介したが、「おまけソフト」を超えた機能を持ち、今後発展ができるソフトだと感じた。F-1は、単なるバックアップ用のレコーダーではなく、ファイルベース記録の強みをいかした発展型のレコーダーとして、その姿を少しずつ現し始めたといってよいだろう。
□エディロールF-1の情報
http://www.roland.co.jp/products/jp/F-1/index.html