XDCAMのフルHDハンドヘルドタイプのラインナップを強化しているソニー。
8月には、1/3型3CMOSタイプのPXW-X180、X160、9月には、1型単板CMOSのPXW-X70が登場するが、さらに11月号には1/2型3CMOSタイプのPXW-X200が加わる。
これまでのラインアップはMPEG2 422コーデックだったが、
XDCAMの新ラインナップはそれに加えて、MPEG4 AVC/H.264ベースのXAVCフォーマットになる。


ソニー
XDCAMメモリーカムコーダー
PXW-X200
670,000円  2014年11月発売

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新開発の1/2インチイメージセンサーを搭載することにより、感度F12、SN比58dBとショルダーカムコーダーをしのぐ性能を実現。ズームレンズは、前機種「PMW-200」からワイド端、テレ端ともに拡大し、ズーム比17倍、焦点距離29.3-499mm(35mm換算)を実現した。
ズームリングやフォーカスリングの遅れのないフルマニュアルレンズを採用し、操作に対するダイレクトなレスポンスと相まって回転角度による直感的な操作が可能。
フォーカスリングは、前後にスライドし、オートフォーカスと、フルマニュアルフォーカスを切り換えることができる。
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記録メディアは、プロフェッショナルメディアとして高い性能と信頼性を持つSxSメモリーカードをはじめ、用途や予算に合わせてメディアを選択することができる。
スロット自体はSxSだが、別売アダプターを使用することにより、XQDカード、SDHCカード、メモリースティックによる収録も可能となっている。
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メインの記録フォーマットは、XAVCフォーマット。グリーンバックやグレーディングなど高度な編集にも対応するXAVC Intra(4:2:2 10bit 111Mbps<59.94i時>)と、充分な画質を維持しつつ、長時間収録に向いたXAVC Long(4:2:2 10bit 50/35/25Mbps<59.94i時>)も選択できる。さらに従来の映像制作現場で使われているMPEG HD422、MPEG HD420、DVCAM、MPEG IMXまで幅広い記録フォーマットを搭載する。
X180は、1/3型3MOSながら、本体質量が2.7kg、使用時質量は3.2kgと3kgを超え、ハンドヘルドというには厳しい重さになっていたが、X200は、本体2.4kg、使用時質量は2.8kgとX180よりも軽量になっていることにも注目したい。ちなみにX200には、X180/160に搭載されたバリアブルNDフィルターの機構は採用されていない。
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