ソニーからEX3後継のセミショルダーPMW-300が登場


ソニーは、1/2型“Exmor”3CMOSイメージセンサーを搭載し、高画質・高感度な撮影を可能にするXDCAMメモリーカムコーダー「PMW-300」を10月に発売する。機動性の高いハンディタイプのカムコーダーでありながら、新たにレンズ交換に対応し、望遠撮影などによる幅広い撮影用途に対応する。ソニーのXDCAM EXとXDCAMのラインナップは徐々に統合が進んでいるが、PMW-300はXDCAM EXのPMW-EX3の後継にあたるもの。
昨年末から大ヒットが続いているPMW-200の上位モデルにあたる。


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PMW-300K1(14倍ズームレンズ付属) 2013年10月発売  945,000円
PMW-300K2(16倍ズームレンズ付属) 2013年内発売予定 価格未定

撮像素子に1/2型 フルHD “Exmor” 3CMOSイメージセンサーを搭載しているほか、進化したカメラ信号処理技術をあわせて搭載することにより、高解像度かつ高感度な撮影を可能にした。
記録ビットレート50Mbps、フルHD、4:2:2サンプリングに対応したMPEG HD422 50Mbps記録を採用しており、MXFファイル形式でSxSメモリーカードに高画質で記録できる。50Mbpsの高ビットレートにより動きのある被写体に強く、また4:2:2サンプリングによりクロマキー合成に強いなど、制作過程での利便性が向上。記録フォーマットは、MXFファイル形式に加えて、XDCAM EXで採用されているMP4ファイル形式にも対応してる。
さらに今後は、XAVCフォーマット(H.264系)にも対応を予定(2014年度)。
残念ながらPMW-200はハードウェアの設計が異なるために
XAVCフォーマットには対応できないという。
レンズマウントはEX3と同じEXマウント(1/2インチ用)を採用し、ハンディカムコーダーでありながら、レンズ交換にも対応。別売のアダプターを使用することにより、さまざまなレンズを装着でき、多様な撮影条件に対応する。付属の3.5型カラー液晶ビューファインダーは、QHD(有効画素960×540ドット)の高解像度を実現しており、HD撮影での精細なフォーカス合わせをサポートする。
その他、TC IN/OUT、GENLOCK、8ピンリモートも装備し、マルチカメラでの収録や、別売のリモコンを使用した画調整にも対応している。
PMW-200は昨年末より大ヒットになっているというが、
14倍ズームレンズ固定ということで、舞台撮影などもう少し望遠側が欲しいという要望が強かった。PMW-300は300K1セットは、PMW-200とほぼ同じレンズなのでかわりないが、マウント変換アダプターで手持ちの2/3インチのレンズを使ったり、後に登場する16倍ズームレンズを選択できる。
ショルダーパッド部は通常使用では、肩に押し当てるかたち、引き出すことで肩にひっかけるような撮影スタイルがとれる。
◉ソニーPMW-300のニュースリリースはこちらから
http://www.sony.jp/professional/News/info/pb20130612.html

vsw