ニコンは10月29日に新型デジタル一眼レフ「D7000」を発売する。価格はボディのみがオープン価格(実勢価格14万円前後)、18-105 VRレンズキットが実勢18万円前後、18-200 VRⅡレンズキットが実勢23万円前後となる見込み。
D7000は、ニコン製品のラインナップでは、D90と同じく中級クラスに位置するモデル。今回のモデルでは、新開発のDXフォーマットCMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 2」を搭載。有効画素16.2メガピクセル、常用ISO感度はISO100~6400(ISO25600相当まで増感設定も可能)。ファインダーは視野率約100%、約0.94倍を実現。また、分割数を倍増した2016分割RGB測光センサーを搭載し、オートフォーカス、自動露出、オートホワイトバランスの制御などに反映している。
気になる動画機能
動画は先日9月16日に発売になるエントリーモデルD3100と同じく、フルHD(1920×1080 24p)を採用。コントラストAFでピント合わせができる。モードを常時AFサーボ(AF-F)、AFエリアモードを「ターゲット追尾AD」に設定すると動く被写体もフォーカスが追尾するという。また、マニュアル撮影時に、動画撮影中にシャッタースピードとISO感度を変更することができる。さらに、動画から静止画を抜き出す機能や1フレーム単位で不要部分を削除できる編集機能も搭載される。
SDカードスロットを2つ搭載
SDXCにも対応したSDメモリーカードスロットを2つ搭載。1枚目のカードに空き容量がなくなったら、自動的に2枚目のカードに記録する「順次記録」、または同じ画像を2枚のカードに記録する「バックアップ記録」、RAWとJPEGをそれぞれのカードに記録する「RAW+JPEG分割記録」を選択できる。また、カード間でデータをコピーしたり、記録先を指定することも可能だ。
主な仕様
レンズマウント | ニコン F マウント(AFカップリング、AF接点付) |
有効画素数 | 1620万画素 |
撮像素子 | ニコンDXフォーマット(23.6×15.6mm) |
記録メディア | SDメモリーカード(SDHC、SDXC) |
ISO感度 | ISO100~6400、ISO6400に対し約2段(ISO25600)までの増感、感度自動制御が可能 |
動画記録画素 | 1920×1080/24p、1280×720/30p、1280×720/30p、640×424/30p |
動画連続記録時間 | 約20分 |
動画ファイル形式 | MOV、H.264/MPEG4 Advaced Video Cording |
マイク | モノラル(ステレオ録音は外部マイク使用可能) |
液晶モニター | 3.0型92.1万画素 |
外形寸法(W×H×D) | 約132×105×77mm |
質量 | 約690g(本体のみ) |