CESで発表されていたXactiの新モデル『DMX-CS1』が日本でも発表になった。2月19日発売で、価格はオープン。市場想定価格は4万円前後になる見込みだ。
◆デザインも一新。シルバー、ピング、グリーンのカラーバリエーション
CS1は、体積約126cc、質量126g、厚み約27mm。三洋によると、光学ズームレンズ搭載のフルハイビジョンカメラとしては、世界最小・最軽量・最薄なのだという。PCやネット環境で扱いやすいMPEG4 AVC/H.264の独自フォーマットを採用してきたザクティだが、昨年発売されたWindows7でも標準サポートされ、ムービーファイルを静止画ファイル同様にサムネイル表示したり、Windows Media Playerでのダイレクト再生やWindows Live ムービーメーカーでの編集にも対応している。また、撮影データをPCへ無線で自動送信・保存できるEye-Fiにも対応。HD2000ではクレードルに搭載されていたHDMI端子もミニHDMI端子となり、本体側面に配置された。
ポケットにもすっぽり収まる薄さということで、会場にはこんな展示も(写真左)。新開発のスリムレンズと薄型センサーモジュールを採用したことで、ここまでの薄さを可能にした(写真右)。
◆状況に応じて使い分けられる音声モードを新たに搭載
周囲の環境音を収録する用途で開発された「ワイドモード」、正面以外の音を低減し、正面の音を強調する「ガンマイクモード」、映像のズームと連動して指向性と収音方法を自動的に変更する「ズーム連動モード」の3つのモードを撮影状況に応じて使い分けられるようになった。
◆主なスペック
型番 | DMX-CS1 |
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画素数 | 総画素:約340万画素/有効画素:約280万画素 |
撮像素子 | 1/5型原色CMOSセンサー |
ビデオフォーマット | MPEG4 AVC/H.264規格準拠(.MP4) |
記録メディア | SD/SDHC(32GBまで対応)/SDXC(64GBまで対応)/内蔵メモリー50MB |
倍率 | 光学ズーム9倍 |
35mm換算 | 38-380mm(アドバンストズーム4倍) |
液晶モニター | 2.7型(約23万画素) |
端子 | AV出力、ミニHDMI、USB2.0 |
外形寸法 | W62.5×D26.8×H123.5mm |
質量(使用時) | 約159g |
◆DNX0CS1製品詳細http://jp.sanyo.com/xacti/products/lineup/dmx_cs1/index.html
◆プレスリリース:http://jp.sanyo.com/news/2010/01/15-1.html
◆XactiブランドでリニアPCMレコーダーも発売になった
microSDカードに録画できるリニアPCMレコーダーICR-XPS03MF(想定価格25,000円)、XPS01MF(想定価格20,000円)も発表。1月下旬の発売となる。XPS03MFには4GB、XPS01MFには2GBのmicroSDカードが同梱される。リニアPCM録音には、「16bit、44.1kHz、1,411kbps、最高21,000Hz」モードを搭載しており、音楽CD並の録音が楽しめる。写真のスピーカー付クレードルも付属してくる。充電用のクレードルとしても使用できるが、レコーダーのバッテリーでも稼働するので、持ち運びの音楽プレーヤーとして使うことができるのも魅力。また、会議、音楽、口述などシーンに応じて録画モードを選択できる「録画シーンセレクト」も搭載。ライン入力に対応し、ステレオオーディオケーブル(3.5φ、抵抗なし)も付属しているので、CDやMDなどの外部機器とつないで、即座にデータ化できるのも便利だ。(編集部・萩原)
◆ICR-XPS03製品概要http://www.sanyo-audio.com/icr/xps03mf/index.html
◆ICR-XPS01製品概要http://www.sanyo-audio.com/icr/xps01mf/index.html
◆プレスリリースhttp://jp.sanyo.com/news/2010/01/15-2.html