ブラックマジックデザインは、ミュージックビデオやVPなどの企画制作・ポスプロ業務を展開する株式会社インターセプターに「DaVinci Resolve for Mac」が導入されたことを発表した。
「DaVinci Resolve」は同社のFinal Cut Studioをベースとした3D対応HDノンリニア編集室に導入され、映画作品のグレーディングを中心に、1月中旬より本格的に使用されている。これまで同社の編集室ではApple Color、Euphonix MC Colorでカラーコレクションを行なっていたが、DaVinci Resolveは音声も一緒に再生できることで編集中の雰囲気がつかみやすいと言う。またリアルタイム性にも優れ、コマ落ちなしでスムーズに再生されるため、「とりあえず一度見てみたい」というクライアントの要望にも応えられる。グレーディングの他に3Dの視差調整もできることも魅力だったそうだ。
同社はすでに、「雪の中のしろうさぎ」(後藤利弘監督)、「とんねるらんでぶー」(池田千尋監督)、「ライフライン」(渡辺裕子監督)、「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」(入江悠監督)など、いくつかの映画作品でグレーディングを行なっている。「最近は、作品によっては予算の問題もあり、カメラマンが自らPV などの作品をApple Color でカラコレするということも聞きます。とはいえ皆さん苦労されているそうで、弊社でグレーディングすると、できることも広がるので『やっぱりDaVinci いいね』と非常に喜ばれています」と、同社の田巻源太氏(スタジオ事業統括 映像制作部長)は語っている。
DaVinci Resolve
http://www.blackmagic-design.com/jp/davinci/resolve/
ブラック・マジック・デザイン
http://www.blackmagic-design.com/jp/
株式会社インターセプター
http://interceptor-inc.com/