今年で36回目を迎えてPFF(ぴあフィルムフェスティバル)は、
最終日の9月25日、授賞式を開催。最終審査員の方々により、PFFアワード2014各賞の発表が行われた。
応募本数は528本、16歳から60歳までの幅広い年代からの応募があり、
入選作においても、16歳から46歳と幅があり、そのうち女性は6名だった。
今回の特徴として、ドキュメンタリーやアニメーションなど
結果的な多彩な作品が入選。自主映画というジャンルにおいても、スタイルにとらわれない傾向が強くなってきた。
今回の最終審査員は、柳島克己氏(撮影監督)、森重晃氏(プロデューサー)、ヤン・ヨンヒ氏(映画監督)、内田けんじ氏(映画監督)、成宮寛貴氏(俳優)の5名。


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●グランプリ(副賞100万円):『ナイアガラ』早川千絵(37歳/東京都出身/上映時間27分)
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▲受賞の挨拶をする早川千絵監督。
●準グランプリ(副賞20万円):『乱波』中島悠喜(23歳/東京都出身/上映時間5分)
●審査員特別賞(副賞10万円):『埋み火』山内季子(24歳/青森県出身/上演時間32分)
                    『人に非ず』矢川健吾(26歳/神奈川県出身/上映時間65分)
                    『モーターズ』渡辺大知(23歳/兵庫県出身/上映時間83分)
※グランプリ、準グランプリ、審査員特別賞を受賞した5作品は、第24回東京国際映画祭にて上映される。
●エンタテインメント賞(ホリプロ賞):『独裁者、古賀。』飯塚俊光(33歳/神奈川県出身/上映時間79分)
●ジェムストーン賞(日活賞):『ネオ桃太郎』小田 学(33歳/埼玉県出身/上映時間20分)(写真下)
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●映画ファン賞(ぴあ映画生活賞):『ガンバレとかうるせぇ』佐藤快磨(24歳/秋田県出身/上映時間70分)
●観客賞:『ガンバレとかうるせぇ』佐藤快磨(24歳/秋田県出身/上映時間70分)
●日本映画ペンクラブ賞『波伝谷に生きる人びと』我妻和樹(28歳/宮城県出身/上映時間134分)
[敬称略]
受賞作品は、今後、京都、名古屋、神戸、福岡で上映される予定。
詳しい日程などは、PFF公式HPで確認。
ちなみに小誌関連では、
グランプリの早川千絵監督の『ナイアガラ』に連載筆者、大須賀淳氏がENBUゼミの関係でテクニカルアドバイザーで参加。
3年前の「藤沢シネマ」企画で「二人」という作品を制作した小田学監督が、即戦力として期待されるジェムストーン賞を獲得。
昨年発売した「映画制作ハンドブック」の中で、地方で活躍する40代の映画監督して紹介した柴口勲さんは、『ひこうき雲』で入選を果たしたが、惜しくも受賞は逃した。