10月27日、都内の撮影スタジオでソニーα7R IIIのプレス向け体験会が開催された。

ボディの基本スタイルは従来のα7R II、α7S IIと変わらないが、操作性はかなり改善されている。動画関係ではRECボタンの位置が変更になった。またダイヤルが動画モードになっていれば、シャッターボタンにもRECスタートを割り当てられるようになった。また親指で操作するカーソルキーも追加されている。ファンクションメニューは静止画と動画で別の設定にできるようになったという。

瞳を検出してオートフォーカスする「瞳AF」機能も進化したというが、残念ながら動画撮影モードや動画REC中は機能しないという。

α9で採用されたバッテリー、NP-FZ100を使用。従来のFZ50の2倍の容量を持つ。ボディは厚みが増しているわけではなく、従来サイズのグリップ部に見事におさまっている。左がα7R II、右が新製品のα7R III。

縦位置グリップにはこのFZ100のバッテリーが2本入り、懸案のバッテリー問題は大きく改善されそうだ。

カードスロットはデュアルになった。

左がα7RIIで、右がα7R III。動画関連では、S&Q(スロー&クイック)がダイヤルに割り当てられ、すぐにハイスピードモードに入れるのは便利。

動画のフォーマットやスーパー35エリアからの4K(30p)全画素読み出しなど、大きな変更はないが、HLG(ハイブリッドログガンマ)によるHDR撮影が可能になったり、手ブレ補正も進化しており、さらにボタン配置の変更で全体に使いやすくなっている。

4K/30p 100Mbpsでの撮影。

 

ATWで撮ったはずだが、設定が変更されていたかもしれない。S&Qでの120fps撮影。