ATVはローランドから分派したようなかたちの会社だが、今年のInter BEEの目玉は両社ともシンプルなHDMIの2チャンネルスイッチャーだった。ただしローランドがフルHD解像度にして価格を抑えたの対して、ATVは4K/60pまで対応している。デモにおいても4Kカメラ2台でのスイッチングを見せていた。ちなみにドラムを叩いているのは、ATVの社長、渋谷氏。

A-PRO-1は夏くらいからデモ機が出ていたが、そのフィードバックを受けて、次の展開についての提案があった。ひとつは入出力がHDMIではなく12G-SDIの2チャンネルAVミキサー、A-PRO-1s。もうひとつは、12G-SDIまたはHDMI2.0と、10Gbitイーサネットの相互変換を行う4K/UHD IPコンバーター、AV-4K-IP。

筐体はA-PRO-1のものを流用しており、外観での違いは端子部。

どちらのニーズが高いのかユーザーニーズを探りながら開発をしていきたいとのことだった。