ブラックマジックデザインは、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kおよび6Kモデルに、スタジオカメラ機能を追加するソフトウェアアップデートを発表した。バージョンは、Blackmagic Camera 6.9 。
これにより、ATEM Miniスイッチャーを接続し、カメラのパラメーター、レンズ、タリーライトを操作できるようになる。ATEM Miniは、最大4台のカメラをHDMIビデオ接続でコントロールでき、すべてのカメラを完璧にマッチさせることができるため、プロフェッショナルなスタジオでの生放送ワークフローにも対応できる。Blackmagic Pocket Cinema Cameraをデジタルフィルムカメラとしてだけでなく、放送用スタジオカメラとしても使用できるようになった。
カメラを接続するとすぐに、HDMI接続による映像およびコントロールの送受信が可能になる。収録ライトはタリーライトに切り替わるので、オンエア中のカメラを簡単に確認できる。ATEM Software ControlのカメラページはCCU(カメラコントロールユニット)形式のインターフェースで、各カメラの調整やマッチングが可能。CCUコントロールを上下に動かすとアイリスを、左右に動かすとブラックレベルを調整で、放送用CCUと同様に機能する。さらに、カメラのバランスを調整するカラーティントに加え、フォーカスやゲイン、シャッタースピード用のコントロールも搭載している。カメラ内でBlackmagic RAWでISO収録し、後で編集することも可能。
Blackmagic Camera 6.9アップデートは、BlackmagicDesignウェブサイトからダウンロードが可能。
Blackmagic Camera 6.9アップデートの特長
- ATEM Miniシリーズに接続時にスタジオカメラとして機能
- 軽量のカーボンファイバー・ポリカーボネート製の筐体
- 13ストップのダイナミックレンジでフィルムルックを実現
- 25,600までのISOに対応し、低照明条件でも優れた性能を発揮
- 超高品質のBlackmagic RAW収録に対応
- 5インチの内蔵タッチスクリーンを使用して、6K撮影で完璧なフォーカスを実現
- URSA MiniおよびURSA Broadcastカメラと同じBlackmagic OSを採用
- ATEM Miniシリーズと使用時に、タリー、レンズ、カラーコレクターの遠隔操作に対応
◉詳細情報
https://www.blackmagicdesign.com/jp/media/release/20200403-02
ブラックマジックデザイン
https://www.blackmagicdesign.com/jp