ブラックマジックデザイン、ドイツのSF番組 SpidesにDaVinci Resolve Studioを使用


ブラックマジックデザインは、SFシリーズ「Spides」のグレーディングおよびフィニッシングにDaVinci Resolve Studioが使用されたことを発表した。

Don’t Panic Productions、Katapult Filmproduktion、Red Sun Films、Baby Giant Hollybergにより共同制作された同作は、全8話のエイリアン侵略スリラーでSyfyネットワークで世界各地で放映されている。

ポツダムに拠点を置くスタジオであるBaby Giant Hollybergが、同作のポストプロダクション、DaVinci Resolve Studioを用いたオフラインおよびオンライン編集の管理、すべてのVFX合成を手がけた。

「少し変わったセットアップでしたが、今回のプロジェクトに完璧にフィットしました」と語るのは、Baby Giant HollybergのCEOであるハイコ・ネマート(Heiko Nemmert)氏。

「VFXは最終的な微調整が必要になりがちです。相当量のVFXが存在する本作を社内で編集することで、ポストプロダクションで極めて柔軟に対応できました」

VFX監修を行なったニコ・オスターマン(Nico Ostermann)氏は、個人プロジェクトで以前にDaVinci Resolve Studioを使用したことがあったため、同作のNLEソリューションとして最適だと認識していたという。「DaVinci Resolve Studioを編集プラットフォームとして使用することで、タイムラインで様々なレイヤーを使用して、VFXありとVFXなしのショットをきちんと把握でき、エディターたちがショットにさらなる作業が必要かどうか確認できました」

とオスターマン氏。

Baby Giant Hollybergにとっての最大のチャレンジは膨大な量に及ぶフッテージの管理、さらに8話分の各ショットの長さおよび要件を把握することだった。

「以前は他のNLEを使用していたので、新しいUIに慣れたり、順次的なワークフローから移行するのに少し時間が必要でした。しかし、速度と共同作業の面ではるかに優れているのは、すぐに分かりました。ポストプロダクションの全プロセスにプロデューサーとディレクターが関わっていたため、直感的に使用できるResolveのおかげでスムーズに事が運びました」

と同氏は続ける。

オスターマン氏は、DaVinci Resolve Studioのコラボレーション機能により、ハンブルグのDigital Straikがグレーディングすると同時に、ベルリンのスタッフが他の作業を行えたと語る。

 

「2ヶ所の各チームが逃していることがないか何度も確認する必要がなく、タイムラインを完全に信頼して作業を続けることができました」

と同氏。

「本作は現代のベルリンを舞台としていますが、デジタルインターミディエイトの段階では、非常に暗く、独特な雰囲気のあるルックを適用することで話がまとまっていました。プロデューサーとディレクターの意向は、ベルリンにありがちなルックを避けたいということでした。代わりに、異質で不安をかき立てるような感じに仕上げました。Resolveでは、VFXの作業中でもエピソードのグレーディングができ、それを最終バージョンにコピーして、Baby Giant Hollybergに納品しました」

Spidesのポストプロダクションは18ヶ月を要した。オスターマン氏は、DaVinci Resolve Studioのおかげで円滑に作業が進んだと語る。「毎回レンダリングする必要なく、グレーディングと編集を行き来できたので、様々なスタッフが作業した、非常に複雑で多層構造のプロジェクトだったにも関わらず、納期を守ることができました」

 

 

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