ブラックマジックデザイン、『DeckLink Quad HDMI Recorder』の発売と、Desktop Video 11.0、Blackmagic Duplicator 4K 1.2のアップデートを発表


ブラックマジックデザインは、『DeckLink Quad HDMI Recorder』、Desktop Video 11.0アップデート、『Blackmagic Duplicator 4K』に長尺収録機能を追加するBlackmagic Duplicator 4K 1.2アップデートを発表した。

『DeckLink Quad HDMI Recorder』の価格は、59,980円(税別)。Desktop Video 11.0アップデートとBlackmagic Duplicator 4K 1.2アップデートは、Blackmagic Designのウェブサイトから無償でダウンロード可能。

 

DeckLink Quad HDMI Recorder

『DeckLink Quad HDMI Recorder』は、4系統の独立したHDMI 2.0b入力を搭載した新しいPCIeキャプチャーカードで、SD、HD、Ultra HD、4K DCI、さらにはコンピュータービデオフォーマットをあらゆる組み合わせで同時にキャプチャーできる。

8レーンGeneration 3 PCIeキャプチャーカードで、最高32Gb/秒の速度でデータを転送できる。4系統の独立したHDMI 2.0b入力コネクターでマルチチャンネル・キャプチャーに対応するため、4系統までの異なるビデオストリームを最大60フレーム/秒でキャプチャー可能。各HDMI入力コネクターは、全く異なるビデオフォーマットまたはコンピューター入力信号を別々にキャプチャーできる。つまり、キャプチャーカード4枚分の機能が1枚のカードに搭載されているようなものだという。

DeckLink Quad HDMI Recorderは、空いているPCIeスロットに接続するだけで使用できる。接続後のカードは、コンピューター上では4枚の別々のカードとして表示される。また、ソフトウェアデベロッパーは無償のBlackmagic Desktop Video SDK(Mac/Windows/Linux対応)を使用して、キャプチャー時に異なるHDMIチャンネルを選択可能で、様々なソフトウェアアプリケーションを使用して、異なるビデオストリームを同時にキャプチャーできる。

◉製品情報
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/decklink/techspecs/W-DLK-36

 

 

Desktop Video 11.0アップデート

Desktop Video 11アップデートで、同カードの4つの12G-SDIコネクターを使用して、4系統の独立したビデオストリームをキャプチャーおよび再生できる。また今回のアップデートでは、ハイエンドの劇場映画を手がけるユーザー向けに、HDRメタデータパッキング(SMPTE ST2108-1)と、HLGおよびPQ転送特性(SMPTE ST2082-10)のサポートも追加された。

新しくマルチチャンネルがサポートされたことで、DeckLink 8K Proは4枚の独立したPCIeキャプチャー・再生カードと同等の機能を実装した。最大60fpsのUltra HDおよび4K DCIまで、異なるフォーマットおよびフレームレートをあらゆる組み合わせでキャプチャーまたは再生可能。新しく搭載されたマルチチャンネルサポートは、無償のDeckLink SDKを使用して有効化できる。これにより、デベロッパーはDeckLink 8K Proのマルチチャンネル機能のサポートに迅速に対応できる。

デベロッパーは無償のDeckLinkソフトウェアデベロッパーキットを使用して、12G-SDIコネクターをキャプチャーまたは再生用の独立したチャンネルとして使用できるようソフトウェアを設定できる。または、2系統のフィル&キー同時出力として設定することも可能。これにより、DeckLink 8K Proは、スポーツ番組やニュース番組における放送用グラフィックのリアルタイム合成に最適となる。また同製品は、多数のスクリーンで再生を同期させる巨大なデジタルサイネージ再生システムにとっても理想的なソリューションとなった。使用目的がキャプチャーであるか、再生であるか、その両方であるかに関わらず、DeckLink 8K ProにDesktop Video 11アップデートを追加することで、1枚のカードで4枚分の機能が使用できることになる。

 

 

Blackmagic Duplicator 4K 1.2アップデート

Blackmagic Duplicator 4Kは、25枚のSDカードにH.264またはH.265で、2160p60までのSD、HD、Ultra HDをリアルタイムで収録できる。これまで、Blackmagic Duplicatorは12G-SDIビデオソースから25枚すべてのSDカードへの同時収録のみに対応していた。しかし、Blackmagic Duplicator 4Kはノンストップでの長尺収録に新たに対応したため、数ヶ月にわたる収録が可能になった。これにより、常に高解像度で高フレームレートのH.265を用いたUltra HD収録が求められる環境で、オンエアする番組の収録やハイエンドのセキュリティカメラの収録に使用できるようになった。

Blackmagic Duplicator 4K 1.2アップデートでは通常の「複製モード」に加え、長尺収録が可能な「単一ディスクモード」と永久的な収録が可能な「単一ディスク上書きモード」が追加された。

「単一ディスクモード」では、単一の大型ディスクでの収録のように、25枚のカードに順番に一枚ずつ収録が行われる。1枚のカードがフルになると、自動的に次のカードに切り替えて、使用できるメディアのすべてがフルになるまで収録が継続される。そして、すべてのカードがフルになると収録が停止する。あるいは、ユーザーがフルになったカードを交換すると、空き容量があるSDカードが挿入されている限り、収録が継続される。

2つ目の新しい収録モード「単一ディスク上書きモード」では、収録を停止することなく継続的なループで収録が行える。この収録モードは上述の「単一ディスクモード」に似ているが、大きな違いは25枚のSDカードがすべてフルになるとループし、最も古いデータのカードに上書きして収録を継続することだ。つまり、カードを取り替える必要なく、Blackmagic Duplicatorは永久的に、中断することなく収録を継続する。これにより、防犯システムからの直接収録など、短期間フッテージを手元に残しておくことが重要な場合に、Blackmagic Duplicator 4Kは最適な選択肢となる。1台のカメラからの収録でも、複数のカメラを使用した防犯システムのマルチビュー出力の収録でも、Blackmagic Duplicator 4Kは収録を停止することなく、無期限で収録が可能。

標準のHDの場合、16GBカードであれば24時間通して4日間、256GBカードであれば66日間の収録が可能。また、複数のDuplicatorをSDIおよびRS-422を使用してデイジーチェーン接続すれば、さらに長時間の収録が可能になる。「単一ディスクモード」はライブ放送をアーカイブする必要がある場合に最適だという。

 

◉Blackmagic Designウェブサイトから無償でダウンロード可能
https://www.blackmagicdesign.com/jp/support/family/professional-cameras

ブラックマジックデザイン
https://www.blackmagicdesign.com/jp