ブラックマジックデザインは、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kの新しいアップデート、Blackmagic Cameras 6.1を発表した。このアップデートは、より静かなオーディオ収録、新しいピクセル再マッピング機能、2:1モニタリングフレームガイド、改善されたバッテリー性能などを追加する。
Blackmagic Camera 6.1アップデートは、Blackmagic Designウェブサイトから無償でダウンロード可能。
新しいBlackmagic Cameras 6.1は、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kの内蔵マイク使用時のオーディオ収録を大幅に改善する。カメラの各側面のデュアルマイクからのオーディオを分析して処理するようになったため、ノイズフロアが大幅に下がり、以前と比較して静かな収録が可能になった。さらに、オーディオモニタリングにおける遅延が削減された。また、オーディオとビデオの同期にさらなる微調整が行われたことに加え、3.5mmオーディオ入力選択のインターフェースが直感的に使用できるようになったため、今まで以上に早く使用できるようになった。
また、Blackmagic Cameras 6.1はオートフォーカスの性能も改善する。以前に比べ、レスポンスが早くなり、精度が上がったため、カメラが焦点を合わせる時間が大幅に削減された。また、メディアフォーマットのインターフェースが新しくなり、メディアが誤ってフォーマットされる心配がなくなった。カードの内容を消去し、再フォーマットするには、メディアのフォーマットボタンを3秒間長押しすることで作業が確定される。
このアップデートには、新しいカメラ内のキャリブレーション機能も含まれる。これにより、ユーザーがカメラでピクセルの再キャリブレーションを実行できる。時間が経過するにつれ、一部のピクセルの明るさが変化し、センサーにわずかなバラつきが生じることがある。新機能のピクセルキャリブレーションは、各ピクセルの光の出力を再調整するため、スムースでクリーンンなイメージを様々な環境下で撮影できる。さらに、Blackmagic Camera 6.1アップデートでは2:1モニタリングフレームガイドも追加された。この新たな構図用のツールを使用することで、さらにクリエイティブにショットのフレーミングが行える。また、新しい省電力機能ではバッテリーの駆動時間が10〜15%向上し、残量インジケーターの精度も上がった。
「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kは大変ご好評をいただいています。今まで以上に幅広い層の方々にデジタルフィルムワークフローが取り入れられている様子を拝見するのは、とても光栄なことです」と語るのは、Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ。「このアップデートのエキサイティングな点は、さらに優れた新機能がカメラに追加されることです。これは、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kをご購入いただいたユーザーの皆様、ならびにカメラの改善点などのアイデアを共有するためにお時間を割いてくださった方々に対して感謝の意を表す手段のひとつだと考えています。ユーザーの皆様の新たな作品を拝見するのを心待ちにしています!」
Blackmagic Camera 6.1アップデートの主な機能
・カメラでのピクセルキャリブレーション機能のサポート追加
・オートフォーカスの性能を改善
・カメラの内蔵マイクのSN比を改善
・電力効率の向上によりバッテリー駆動時間が改善
・2:1モニタリングフレームガイドの追加
・メディアフォーマットのユーザーインターフェースの改良
・オーディオモニタリングの遅延の改善
・3.5mmオーディオ入力選択インターフェースの改善
・AV同期の改善
入手先
Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kのユーザーは、Blackmagic Cameras 6.1をBlackmagic Designウェブサイト(http://www.blackmagicdesign.com/jp/support)から無償でダウンロード可能。
◉製品情報
https://www.blackmagicdesign.com/jp/media/release/20190204-01
ブラックマジックデザイン
https://www.blackmagicdesign.com/jp