ブラックマジックデザイン、ブロードウェイの人気舞台「Network」でブラックマジック製品が使用されたことを発表


ブラックマジックデザインは、トニー賞を受賞したブロードウェイの人気舞台、「Network」で同社の製品が使用され、ニュース中継の現場にいるような没入型の体験を観客たちに提供したことを発表した。ビデオデザイナー/シネマトグラファーのタル・ヤーデン(Tal Yarden)氏は、Micro Studio Camera 4K、Studio Camera 4K、Video Assist 4Kモニター/レコーダー、ATEM 2 M/E Production Studio 4K、ATEM 1 M/E Advanced Panelをステージ上や舞台裏で使用して、パフォーマンスの撮影やライブスイッチングを行い、マルチメディアを駆使したユニークな舞台を観客に届けた。

トニー賞、ローレンス・オリヴィエ賞の受賞歴を持つイヴォ・ヴァン・ホーヴェ(Ivo van Hove)氏が演出した「Network」は、パディ・チャイエフスキー(Paddy Chayefsky)氏によるアカデミー賞受賞作品をリー・ホール(Lee Hall)氏が翻案。ブライアン・クランストン氏演じるニュースキャスター、ハワード・ビールの狂気に満ちたスクリーン上の人生を追う。舞台のセットはテレビ局内部に見立てられている。出演者やスタッフは、ステージ上や舞台裏の映像機材を駆使してスタジオに電力を供給し、ステージ上のスクリーンにコンテンツを送信した。これらの機材には、Video Assist 4Kやワイヤレス・トランスミッターと共にハンドヘルドのリグに組み込まれたMicro Studio Camera 4K、三脚にマウントしてテレプロンプターを備えたStudio Camera 4Kが含まれる。Studio Camera 4Kは、ニュース編集部のシーンでクランストン氏を撮影するのに使用された。

 

ヤーデン氏は説明する。

「Micro Studio Camera 4Kは、常に稼働しており、このショーのメインカメラとして活躍しました。セットの周囲を動き周り、ステージ上の複雑な流れのアクションを捉える、スムーズな長尺ステディカムショットをいくつも撮影しました。そして最も重要なのは、舞台の山場であるブライアンの狂気に満ちた独白シーンで、彼はステージ上を歩き回り他の登場人物たちと接触するのですが、その様子もキャプチャーしたことです」

劇場の外で撮影したシーンもあった。タチアナ・マスラニーとトニー・ゴールドウィンが街中で出会い、路地を通って楽屋口から劇場へと入り、舞台に姿を表すまでのシーンもMicro Studio Camera 4Kで撮影された。それぞれのパフォーマンスの最中、すべてのシーンはライブ撮影され、劇場内の観客に向けて放送された。

「Micro Studio Camera 4Kを使うことに決めた理由は、ハンドヘルドで動き回り、ステージ上ではジンバルを使いたかったからです。Micro Studio Camera 4Kはサイズの面でも機能の面でも柔軟性に優れ、屋外から劇場に入るシーンの撮影が可能だっただけでなく、ステージ上での撮影にも威力を発揮しました。何より、Blackmagic Designのカメラには、シネマライクな雰囲気があり、それが私を魅了したのです。私のバックグラウンドは映画制作ですからね」

とヤーデン氏。

©Tech crew on the London production of “Network.”

カメラマンたちは全員、カメラを扱った経験を持つ俳優であった。彼らは俳優労働組合を通じてこの作品に参加している。「彼らは、いわゆる映像エンジニアやカメラマンではありません。カメラ操作のトレーニングを受けた俳優です。彼らもこの舞台の中で台詞のある役を演じています」

ヤーデン氏は続ける。

「そのような事情もあり、シンプルなカメラを探していたんです。操作が簡単で、余分な機能が一切付いてないカメラです。Blackmagic Designのカメラはこのニーズに一致しました。そして低価格なため、予算内に収まったんです」

俳優がカメラマンとしての役割を担う一方、「Network」のスタッフ数名も、ニュース編集室セットの一部として舞台に上がったという。「ATEM 2 M/E Production Studio 4Kは、ステージの下のラックに設置されていましたが、ATEM 1 M/E Advanced Panelはステージ上に設置されており、そこで実際のオペレーターが操作していました。ステージ上のATEMオペレーターは、カメラのモニタリングだけでなく、ATEMの操作が書き込まれた台本を追って、マトリックスルーターでプリセットを呼び出し、ステージ上の複数のスクリーンにカメラフィードを送信しました。作品の一部として組まれたセット内の様々なモニターを使用するにあたり、ATEのマルチビューは、非常に便利でしたね」

ヤーデン氏は最後こう結んだ。

©Tech crew on the London production of “Network.”

 

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