Blackmagic Designは、韓国オープンサイバー大学がBlackmagic DesignのATEM2 M/E Production Studio 4KおよびATEM 1M/E Broadcast Panelを導入して、ウェブ用の制作施設のアップグレードを行なったと発表した。このアップグレードは、授業の収録およびストリーミングに日常的に使用する制作施設の信頼性を高めるために行われたという。

韓国オープンサイバー大学は、韓国最大の学術交流センターで、12万人の学生に対して毎年最低400の講義を開講している。同校の成功は、授業が同校のウェブサイトを通じて配信されていることに起因している。これらのオンライン講義をさらに充実させるために、同校は新たにHD制作スタジオおよびメディアセンターをBlackmagic DesignのATEMスイッチャー、Smart Videohub CleanSwitch 12×12、HyperDeck Studio、Video Assistを中心に構築した。

新しいメディアセンターは、コントロールルームを備えた5つのスタジオで構成されており、高度なマルチメディアシステムには、高品質のデジタルビデオ制作およびネットワークベースのビデオ制作システムが含まれる。

「コンテンツは、入学した学生に対してオンラインストリーミングで提供されているため、機器の選択にあたって主に考慮したことは、日々の使用に耐える信頼性かつ操作のしやすさでした。このプロジェクトの目的は、クロマキーや電子ホワイトボードなどを使用した、Eラーニングのコンテンツ作成用のHDスタジオを構築することでした」

そう語るのは、同校のコンテンツ開発チーム主任のリム・ジョン・フーン氏。同氏は続ける。

「このBlackmagic Designのセットアップは、使いやすさにおいて他社製品に比べて優れていますね。セットアップが早く、操作も簡単です。汎用性に優れ、マルチビューやSuper Sourceなどの機能も豊富に搭載している点が特に気に入っています。また、ATEM Software Controlが同梱されていて、SDKが公開されているのも素晴らしいですね。最も気に入っているのは、スイッチャー・スナップショットで異なるスイッチャーの状態を保存できることと、Smart Videohub CleanSwitch 12×12ではソース間をグリッチなしでスイッチングできることです」

「今後もBlackmagic Design製品およびSDKを使用して、コンテンツの成長に合わせて、よりシンプルかつ高度なEラーニング制作システムを開発していく予定です。韓国の市場ではBlackmagic Design製品は評判が高く、最も費用対効果に優れているので、これからもベストな選択肢であり続けるでしょう」と同氏は締めくくった。