インドのRengeDragon Studio、「DaVinci Resolve 15」のコラボレーティブ・ワークフローで1ヶ月間に63本のCMをグレーディング


Blackmagic Designは、インドのRengeDragon StudioがDaVinci Resolve 15のコラボレーティブ・ワークフローを使用して、1ヶ月間に63本のCMをカラーグレーディングしたと発表した。

DaVinci Resolve 15およびDaVinci Resolve Micro Panelによりグレーディングされた63本のCMのうちの1作は、ヴァセリンの新しいSun & Pollution ProtectionキャンペーンのCM。

「RengeDragon Studioは、63作のCMすべてのカラーグレーディングを担当しました。弊社は、ヴァセリンのCMを担当した唯一の制作会社であり外部委託ではなかったため、編集、カラーグレーディング、サウンドデザイン、VFX/合成、納品にDaVinci Resolve 15を使用することを決めました」

そう語るのは、RengeDragon Studioの取締役であるアドルフ・デスーザ氏。

「RengeDragon Studioには、3名のシニアカラリスト、2名のコンポジター、4名のジュニアカラリスト/フィニッシング担当者が所属しています。わずか9名であることから、質の高い作品を制作するためには1秒たりとも無駄にできません。すべてのプロジェクトに、DaVinci Resolve 15のコラボレーティブ・ワークフローを使用します。作業の手順としては、プロジェクトを弊社の共有ネットワークでシェアし、VFXアーティスト、コンポジター、ロトスコープ・アーティストが(構想のプレゼン用に事前に作成された)参照LUTを使用して作業を行うと同時に、カラリストがタイムラインでフッテージのグレーディングを行ないます。フル4KのRAWカメラファイルで作業を行ない、VFX用にショットを分ける必要もありません。カラーグレーディングが終わったら、スチルがVFX/フィニッシング部門に送られ、そこでスチルの情報が適用され、最終的なマスタリングを行ないます。RAWファイルでの作業であるため、データが失われることなく、極めて詳細なディテールが維持されています。このようなクリエイティブな作業には、通常多くの時間を費やすことになりますが、同時に作業ができるため非常に多くの時間を節約できました」

同氏は続ける。

「クライアントはとても喜んでおり、極めて良いフィードバックを得ました。DaVinci Resolve 15ではルックをすばやく作成できるため、クライアントが見守る中、撮影監督と共に多様なオプションを作成して見せることができました。かつては、異なるソフトウェア間でタイムラインを使用するために、書き出しや切り替えに多くの時間を無駄にしていました。これは、様々な選択肢を比較するためなので待つ必要があり、往々にしてクライアントをいら立たせることになります。ポストプロダクションで働く人にとっては見慣れた光景です。DaVinci Resolve 15では、これがスピーディに行なえ、簡単に複数の画面でエフェクトを比較できるので、ポストプロダクションの経験がほとんどないクライアントを本当に感心させています」

また、このヴァセリンのSun & Pollution ProtectionのCMの制作には、DaVinci Resolve Micro Panelおよび DeckLink Mini Monitorも使用されたという。

「Blackmagic Design製品は、ハイエンドのポストプロダクションで使用する上で、信頼性が高く、費用効率が良いので素晴らしいですね。DaVinci Resolve 15により、今まで以上に優れたクリエイティブな作品を費用対効果の良い方法で作成できるようになりました。Blackmagic Designのおかげで、 弊社のような小規模スタジオが妥協することなく、大型システムを有する巨大なスタジオの作品にも引けを取らない作品の制作が可能となりました。DaVinci Resolve 15は、優秀なカラーグレーディングおよびフィニッシングツールを搭載しているため、イメージを好きなように操作できます。DaVinci Resolve 15の速度、正確性、使いやすさ、柔軟性は抜群に優れているので、生産性を非常に高めることができます。8KのRAWフッテージでの作業でもシームレスに機能します」(アドルフ・デスーザ氏)

最後に同氏はこう締めくくった。

「DaVinci Resolve 15のカラーマネジメントとカラーサイエンスは素晴らしいですね。異なるカメラからのフッテージを問題なく簡単にマッチできます。また、ノードベースのワークフローにより、極めて柔軟に作業が行えます。新しい3Dマッチムーブ・ツールでは、複雑なショットのトラッキングが行なえます。私はカラリストですが、以前はフィニッシングを多く手がけていたので、グレーディングしながらペイント、シェイプのトラッキング、空の合成、修正、その他の合成などをすばやく実行できます。また、納品用のレンダリングの選択肢がたくさんある点も気にっています。YouTube、Vimeo、放送用、DCP、その他のプラットフォーム用に瞬時に出力できます。新たなサービスとして、海外のクライアントに対しても、確認セッションでリモートグレーディングを行うことを考えています。自らのビジネスの次なる段階を考えるのは本当にエキサイティングなことです!」