キヤノンは、若手写真家の登竜門として30年にわたり継続し、2021年度をもって公募を終了した文化支援活動「写真新世紀」の新人写真家を発掘・育成・支援するという目的を引き継ぎ、新たに写真・映像作家発掘オーディション“GRAPHGATE(グラフゲート)“を開始することを発表した。同オーディションの第1回目の応募を2023年4月3日より開始する。

“GRAPHGATE”は、「ピープル」「ネイチャー」「クリエイティブ」「ムービー」の4つの部門で作品を募集する。「ピープル」「ネイチャー」「クリエイティブ」部門では写真作品を、「ムービー」部門では30秒~2分以内(1GB以下)の映像作品の募集を行う。

一次・二次選考を通過した5名の中から1名をグランプリとして選出し、入賞者にはそれぞれキヤノンMJからの機材サポートや、キヤノンギャラリーS(品川)やキヤノンギャラリー(銀座・大阪)での作品発表の機会が提供される。

応募者の年齢・経験(プロ・アマチュア)は不問。選考委員の5名は、キュレーター、映像プロデューサー、アートディレクター、ジャーナリスト、出版社チーフプロデューサーなど。それぞれの独自の視点で作品のクオリティに加え、コミュニケーション力や行動力、情熱、将来性なども含め総合的に選考する。

 

応募要項

1.   応募方法と選考の流れ

・応募 募集期間:2023年4月3日(月)~2023年6月30日(金)予定
GRAPHGATEホームページから応募を受付。応募フォームに今までの創作活動や今後の計画等の記入、作品をデータ提出することでエントリーが完了。

・一次選考(データ審査)
一次選考は提出された作品データの審査となり、二次選考に進む候補者を選出。

・二次選考(プレゼンテーション審査)2023年9月予定
一次選考を通過した候補者は、ポートフォリオの提出、作家本人によるプレゼンテーションを実施。各選考委員がそれぞれ1名選出し、部門を問わず合計で最大5名を優秀賞として選出。(推薦が重複した場合、追加選出はしない。)

・GRAPHGATE展(作品展示)
二次選考で決定した優秀賞の作品および佳作者のポートフォリオをキヤノンMJ本社(東京・港)ギャラリーで展示。

・グランプリ選考会(展示&プレゼンテーション審査)2023年11月末予定
二次選考を通過した候補者(優秀賞受賞者)は、上記GRAPHGATE展での作品の展示に加え、プレゼンテーションを実施。これらを総合的に判断し、選考委員による協議の結果を踏まえ、キヤノンMJがグランプリ1名を決定します。グランプリ選考会は、キヤノンMJ本社(東京・港)にて一般公開。

 

2.  応募資格

・年齢、経験(プロ・アマチュア)問わず応募可能。
・グループや団体、法人等からの応募は不可。
・一次選考を通過した場合に、キヤノンMJ本社(東京・港)で実施する二次選考およびグランプリ選考会に参加可能な方に限る。

 

3.  応募費用

応募費用は無料。

 

4.  選考委員

梶川由紀氏(キュレーター/何必館・京都現代美術館)
品川一治氏(映像プロデューサー/(株)トボガン代表)
千原徹也氏(アートディレクター/(株)れもんらいふ代表)
長野智子氏(キャスター/ジャーナリスト)
藤森三奈氏(チーフプロデューサー/(株)文藝春秋『Sports Graphic Number』)
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

 

5.  グランプリ発表

2023年11月末のグランプリ選考会にてグランプリを発表。

 

6.  副賞

グランプリ(1名)
・賞金100万円
・キヤノンギャラリーS(品川)での展示権利(約1ヶ月間)
・カメラ・レンズなどの撮影機材のサポート(3年間)
・インクジェットプリンター贈呈
・キヤノンMJによるテクニカルサポート(撮影活動全般に関する相談サポート)

優秀賞(4名)
・賞金30万円
・キヤノンギャラリー(銀座・大阪)での展示権利(各1週間ずつ巡回)
・カメラ・レンズなどの撮影機材のサポート(3年間)
・インクジェットプリンター贈呈
・キヤノンMJによるテクニカルサポート(撮影活動全般に関する相談サポート)

佳作(10名を予定)
・賞金5万円
・インクジェットプリンター贈呈
・キヤノンMJによるテクニカルサポート(機材や撮影活動全般に関する相談サポート)

 

◉GRAPHGATEホームページ
https://cweb.canon.jp/event/photo/graphgate/

キヤノン株式会社
https://canon.jp/