キヤノンは、EOS Rシステムの交換レンズ「RFレンズ」の新製品として大口径単焦点Lレンズ『RF24mm F1.4 L VCM』と『RF50mm F1.4 L VCM』を12月下旬に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は『RF24mm F1.4 L VCM』が253,000円、『RF50mm F1.4 L VCM』が236,500円（ともに税込）。

『RF24mm F1.4 L VCM』は、焦点距離24mmの広角撮影と開放F値1.4を組み合わせることでダイナミックな遠近感と豊かなボケ表現が可能。また、『RF50mm F1.4 L VCM』は人間の視野に近い自然な画角で、ポートレートやスナップなど、幅広いシーンで被写体を際立たせた撮影を実現。昨今の高性能で機動性に優れた撮影機材のニーズの高まりに対し、「RF35mm F1.4 L VCM」（2024年7月発売）に続き、本格的な映像制作にも貢献する開放F値1.4の単焦点レンズシリーズを拡充。


開放F値1.4を生かした大きく美しいボケ味と画面全域での高画質を実現

開放F値1.4による大きく美しいボケ味を生かし、被写体を際立たせた表現が可能です。夜間や室内などの暗いシーンにおいても、感度を上げずに撮影できるため、ノイズの少ないクリアな静止画・動画撮影を実現。

また、「非球面レンズ」や「UD レンズ」を効果的に配置した光学設計や、特殊コーティング技術「ASC（Air Sphere Coating）」、「SWC（Subwavelength Structure Coating）」の採用により、画質劣化の原因となる諸収差とフレア・ゴーストを低減し、画面全域で高画質を達成。

VCMとナノUSMを組み合わせた「電子式フローティングフォーカス制御」の採用による快適な撮影

質量の大きいフォーカスレンズユニットの駆動に適した「VCM（ボイスコイルモーター）」と「ナノUSM（超音波モーター）」を組み合わせた「電子式フローティングフォーカス制御」により、優れたフォーカシングを実現。

EOS Rシリーズのデュアルピクセル CMOS AFとのコンビネーションにより、高速・高精度なAFに加え、動画撮影時には静かで滑らかなピント合わせが可能。

また、動画撮影時のフォーカス操作に伴い画角変動が生じる「フォーカスブリージング」を徹底的に抑制する優れた光学設計により、画角変化の少ない安定した構図での動画撮影を実現。

広角とボケ味を生かした豊かな表現が可能（“RF24mm F1.4 L VCM”使用時）

機動性に優れた小型・軽量設計とアイリスリング搭載などの高い操作性

『RF24mm F1.4 L VCM』は質量約515ｇ、『RF50mm F1.4 L VCM』は質量約580ｇ、全長はいずれも約99.3ｍｍの小型・軽量設計を実現し、優れた機動性を発揮する。

また、「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」（2023年12月発売）や「RF35mm F1.4 L VCM」と同様にアイリスリング（絞りリング）を搭載し、主に動画撮影中の絞りのマニュアルコントロールが可能。

自然な画角で被写体を際立たせた撮影が可能（“RF50mm F1.4 L VCM”使用時）

仕様

RF24mm F1.4 L VCM

画角（水平・垂直・対角線）74°・53°・84°
レンズ構成11群15枚
絞り羽根枚数11枚
最小絞り16
最短撮影距離0.24m
最大撮影倍率0.17倍
フィルター径Φ67mm
最大径×長さ約Φ76.5×99.3mm
質量約515g

RF50mm F1.4 L VCM

画角（水平・垂直・対角線）40°00’・27°00’・46°00’
レンズ構成11群14枚
絞り羽根枚数11枚
最小絞り16
最短撮影距離0.4m
最大撮影倍率0.15倍
フィルター径Φ67mm
最大径×長さ約Φ76.5×99.3mm
質量約580g



◉製品情報
RF24mm F1.4 L VCM
https://personal.canon.jp/product/camera/rf/rf24-f14lv

RF50mm F1.4 L VCM
https://personal.canon.jp/product/camera/rf/rf50-f14lv

キヤノン株式会社
https://canon.jp/