キヤノンは、「EOS Rシステム」シリーズ用の大口径中望遠単焦点レンズ『RF85mm F1.2 L USM』の発売日を6月20日と発表した。価格はオープンで、市場想定価格は35万円前後。

『RF85mm F1.2 L USM』は、描写性能や操作性、堅牢性などで最高水準の性能を追求した「L(Luxury)レンズ」。焦点距離85mmのキヤノン製交換レンズとして最高レベルの画質を誇る、開放F値1.2の大口径中望遠単焦点レンズをラインアップに加え、「EOS Rシステム」を強化していくという。

また、「EOS R システム」の核となる交換レンズ「RF レンズ」の技術紹介動画も公開。新製品「RF85mm F1.2 L USM」の発売に先立ち、キヤノンの「RF レンズ」の技術的な特長をCG などで分かりやすく紹介している。

 

おもな特長

■焦点距離85mmのキヤノン製交換レンズにおいて最高レベルの画質を実現

EFマウントと同じ内径54mmという大きなマウント径と、ミラーレスカメラならではのショートバックフォーカスというRFマウントの特長がもたらすレンズ設計の自由度の高さを生かし、絞り開放時においても画面の中心部から周辺部まで圧倒的な高画質を実現。また同時に、開放F値1.2の大口径により、大きく美しいボケ味を楽しむことができる。

■キヤノン独自開発の「BRレンズ」を含む光学系により色収差を大幅に抑制

キヤノン独自開発の「BRレンズ」と「UDレンズ」の組み合わせにより、大口径レンズに出やすい色にじみを大幅に抑制し、極めて高水準の色収差補正を実現している。また、特殊コーティング技術「ASC(Air Sphere Coating)」の採用により、逆光によるフレアやゴーストの発生を抑制し、絞り開放時においても画面中心から周辺部まで高解像・高コントラストな描写性能を実現。

■快適な操作を実現するコントロールリングを搭載

フォーカスリングに加え、露出補正や絞り数値の設定などを任意に割り当てて使うことができるコントロールリングを搭載している。電子ビューファインダー(EVF)で撮影後のイメージを確認しながら、コントロールリングを操作することで、より直感的で快適な操作が可能。

仕様

焦点距離:85mm
明るさ: F1.2-F16
レンズ構成 :9群13枚
大きさ:φ103.2×117.3mm
重さ :1,195g
フィルター径 :82mm
最短撮影距離 :0.85m
最大撮影倍率 :0.12倍
絞り羽根 :9枚

 

「RFレンズ」技術紹介動画 https://global.canon/ja/v-square/68.html

 

◉製品情報
https://cweb.canon.jp/eos/rf/lineup/rf85-f12l/

キヤノン株式会社
https://canon.jp/