今年のCP+である意味、もっとも挑戦的な展示かもしれないのがシグマ。CP+といえば、お目当てのカメラ、レンズ、アクセリーの実機を試したい、カメラマン、クリエイターのノウハウを吸収したいという目的で来場する人が大半であり、メーカーもその要望に応えたブース構成を毎年用意している。今年のシグマは、セミナーやレンズを装着できるコーナーを残しながらもメインは、写真集の棚を用意し、来場者が手にとれるようになっていた。

シグマ本社には近年になって収集をし始めた古今東西の写真集のライブラリーがある。将来にわたって残すべき写真集をセレクトしているもので、継続して収集し、データベースで管理されている。そのうちの半分近くのものを会場に持ち込み陳列した。写真集は刊行の年代順に並べている。手前のテーブルには、シグマにとって記念となる年に発売された写真集をセレクトしていた。

手にとって中身が見られるようになっていた。

一部、状態が心配な古いものにはケースが被されていた。

ブースの入り口にはイメージ的にARRI Alexa Miniにシグマのシネレンズ 40mm T2.5 Classicを装着した展示も。