パナソニックAG-CX350 495,000円(税別) 2019年2月発売
パナソニック株式会社は、映像制作と放送の両方の用途をカバーするハンドヘルド・カムコーダーの新しいラインアップとして”CX”シリーズの初号機となる「AG-CX350」を2019年2月に発売する。
Inter BEE 2018の会場ではブースの裏側で4K/60p 10bitのハンドヘルドカムコーダーとしてモックがひっそりと展示されていたもの。
レンズは広角(24.5 mm)・高倍率(20倍ズーム)レンズと同社のUX180と同等のものと思われ、他社よりもワイド側が広いのが特徴。高精細・高感度の新1.0型15メガ MOSセンサーを搭載し、10ビットの高画質で、4K(UHD)またはFHD 映像のSDXCカードへの収録が可能。
今回、高効率の新コーデック(HEVC・LongGOP/10ビット4:2:0/MOV)を採用することで4K/60p記録を実現した。このファイルはノートPC上でもスムーズな再生が※1可能。またHLG※2ガンマモードを搭載し、HDR映像制作をサポートする。
ファイル形式としてはMOV、AVCHD、P2 MXFファイル(ファームウェアバージョンアップで対応)をサポート。
3.2型162万ドットの高輝度・高精細LCDを搭載。LCDとOLED EVFの同時表示も可能。SDI・HDMI同時出力、軽量1.9 kg・コンパクト・低消費電力など優れた操作性とユーザービリティを実現している。
システム面では、カムコーダーとして初めて※3NDI|HX接続に対応。IP接続による伝送とカメラコントロールが可能となり、当社製NDI対応リモートカメラシステム、ライブプロダクションセンターAV-HLC100との連携によるライブ配信システムを構築できる。
また、ストリーミング機能を備え、プロトコルはRTSPに加えてRTMPをサポート。Facebook、YouTubeライブに対応する。
さらに、放送用P2ファイル形式(MXF・AVC-Intra/AVC-LongG)にも将来対応※4を予定しており、放送業務での使用にも対応する。
- ※1:第7世代以降のIntel Core i7チップを搭載したコンピューターのハードウェアアクセラレーションによってネイティブにデコードして再生可能。内蔵ストレージやメモリなどの環境によっては、スムーズに再生されない場合がある。
- ※2:HLGはNHKと英BBCが共同開発した規格。ARIB STD-B67またはITU Rec.2100として標準化されている。
- ※3:カムコーダーとして業界初。2019年1月現在(同社調べ)。使用には別途、NewTek社が提供するアクティベーション用キーコードが必要。NDIはNewTek社の「ネットワークデバイスインターフェイス」技術。
- ※4:ファームウェア・バージョンアップにより将来対応予定。
SDXC/SDHC/microP2カードが使用できるメモリーカードスロットを2基搭載。リレー記録、サイマル記録、バックアップ記録はもちろん、プリREC、インターバルREC、タイムスタンプの記録機能を備えている。
SDIとHDMIの同時出力が可能。HDMIからUHD、SDIからはHDを10bit 4:2:2の高画質で出力できる。TC IN/OUT端子を装備し、カメラのタイムコードを同期させることができる。
<主な特長>
1. 広角24.5 mm/20倍ズームと高精細・高感度新1.0型15メガMOSセンサー搭載
2. 4K(UHD)/10 bit/HDR対応の高画質、高効率の新コーデックHEVC記録
3. NDI|HX対応※3のIP接続、RTMP/RTSPストリーミング対応
AG-CX350のプレスリリースはこちら
AG-CX350の製品情報はこちら