ドローイングアンドマニュアル株式会社は、徳島県とTikTokのコラボレーションで作る初の縦型映画『TUNNEL VISION』の企画・脚本を担当。3月5日(土) 〜 3月6日(日)に開催する「#徳島ニューノーマル映画祭2022」にて、『TUNNEL VISION』を上映することを発表した。

同社が2021年に企画·ディレクションを行なった、徳島県の情報発信プロジェクト「follow your heartbeat」をきっかけに、徳島県とTikTokのコラボレーションが実現。

「#徳島ニューノーマル映画祭2022」において、徳島県初の縦型映画の制作が始まり、企画・脚本をドローイングアンドマニュアルの唐津宏治氏が担当し、「follow your heartbeat」で活躍した長竹寿人氏(株式会社オリジナル)を監督に、新作映画『TUNNEL VISION』を制作。TikTokの協力のもと、TikTok人気クリエイターであり俳優の山根和馬さんと、アミューズの若手俳優・宮下咲さんを迎え、視聴者の心を動かす映画を制作。

同映画は、「#徳島ニューノーマル映画祭2022」会場に設置される、大型縦型スクリーンにて上映される。

 

縦型映画企画 「TUNNEL VISION 」概要

タイトル  :TUNNEL VISION
上映日   :2022年3月6日(日)
放映場所  :徳島県文化の森総合公園 徳島県立21世紀館エントランス
TikTok アカウント:@tokushima_newnormal
ストーリー :
徳島県の山奥にある架空の村に住む親子。村の古い習わしを通じて、父親は娘を傷つけてしまう。心を閉ざす娘と、娘に負い目を感じて生きる父親。村の外にある夢に挑戦するため、2人は手を取り合い心を通わせていく。村の唯一の出口であるトンネルを抜けて、外の世界に出られるのか。2人の挑戦と成長の物語。
出演者:山根和馬、宮下咲

 

『TUNNEL VISION』制作に秘めた思い|脚本・ドローイングアンドマニュアル 唐津宏治のコメント

『TUNNEL VISION』は、恐怖と教育の物語です。 誰かと同じであることが価値であった時代には、「教え」や「道徳」は、一方的にインストールされるものでした。 それは時には「恐怖」を持って伝えられ、「(怒られるから)してはいけない」「(怖いから)しない」 というような傷/枷のように、子どもたちの心を縛りました。 しかし、現在ではそういった教育は通用しなくなっているように思います。 誰かと同じであることは価値を持たず、誰もしないことをする、自分を表現する、ということこそが人生を豊かにし、人とつながる手段になっています。

TikTokには、そういった生きる力を持った人々が集っているように感じます。自分のやりたいことをやること。古い風習から解き放たれること。 その先には自分の人生があります。しかし、自分で決めた人生であるからこそ、そこに責任が生じ、 その先にさらに行きたいと思った時には、必死で何かに向き合い、学び、成長しなくてはなりません。 その時にようやく気づくのです。 あの時怒ってもらったこと、あの時植え付けられた恐怖、それらは自分の役に立つ要素になっているのだと。 どちらが正解とか、どちらが時代遅れとかそういうものではなく、それらは巡り巡って自分の人生に価値を与えます。 私は、枷に縛られて新しいことを始められない家族の物語を描くことで、そのことに気づきを与えたいと思います。

 

縦型映画の制作において工夫したポイント

縦型映画の制作において以下の点を考慮しながら制作。
·TikTokでの配信を念頭において、各ブロックの頭にTikTokユーザーが親しみやすい仕掛けを作った。
·「縦型」ということを考慮し、視野角の狭さを随所に活かす撮影·演出を駆使している。
·映画祭会場で上映することも同時に意識し、30分通してもしっかりとストーリーの伝わる映像になる様に構成。
·TikTokユーザーを意識しつつも、地元クリエイター長竹氏の得意とするVFX(視覚効果)、CG表現を随所に加え、クリエイターの持ち味を発揮できる脚本に仕立てた。
·徳島県の「#徳島ニューノーマル映画祭2022」に設置される縦型大型ビジョンのインパクトを活かした企画になっている。

 

制作者プロフィール

『TUNNEL VISION』の企画、脚本を担当 唐津宏治


DRAWING AND MANUAL 代表取締役社長 脚本家 / プランナー
1978年生まれ。東京都出身。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。ドローイングアンドマニュアルでは、コミュニケーションデザイン、コピーライティング、企画、ブランディング、インタビュー、脚本執筆、作詞など、主に言葉に関する業務を担当。「東北STANDARD」プロジェクト、徳島県共通コンセプト「VS東京」開発など。映画『桜谷小学校、最後の174日』『ふたごとうだつ』『ハモニカ太陽』、Mr.Children『here comes my love』、の企画·脚本を担当。

 

『TUNNEL VISION』の監督を担当 長竹 寿人 


沖縄出身 43歳 東京·アメリカ育ち 株式会社オリジナル クリエイティブ·ディレクター 映像クリエイター Digital Hollywood Institute of Media Art Santa Monica卒 2002年-2019年 東京のポストプロダクション、 VFX制作会社入社 VFX Artist, Supervisorとして、国内外TVCM, 映画, PV, 企業VP, アニメ, ゲーム, VR, プロジェクションマッピング等多数のプロジェクトに参加。2019年~現在広告代理店·制作会社 ㈱オリジナル入社。徳島県や自治体をはじめ、地元企業のPR映像をメインに企画·演出·撮影·編集と様々な形でプロジェクトに関わっている。

 

スタッフリスト

企画・脚本:唐津 宏治
監督:長竹 寿人
プロデューサー:栂岡 圭太郎
助監督:福岡 利武
制作:神原 幸子
カメラマン:林 俊宏
照明:佐野 倫太郎
音声:江西 馨
音楽:ヨリモトサトシ
ヘアメイク・衣装:YOSHIKO
衣装アシスタント:長竹 朱美

 

◉#徳島ニューノーマル映画祭2022
https://www.tiff-newnormal.com/

ドローイングアンドマニュアル株式会社
https://drawingandmanual.studio