ソニーは、35mmフルサイズ対応αEマウントレンズとして、開放F値4で焦点距離70mmから200mmをカバーする望遠ズームレンズ『FE 70-200mm F4 Macro G OSS II』を発表した。7月18日より受注を開始し、7月28日より発売を予定している。価格はオープンで、市場推定価格は250,000円前後(税込)。

同製品は、Gレンズならではの描写力、高速・高性能AFに加え、世界で初めてズーム全域で最大撮影倍率0.5倍を実現するハーフマクロ撮影性能を備えている。また、別売のテレコンバーターに対応することで最大400mmまでの超望遠撮影と、ズーム全域で最大撮影倍率1.0倍の等倍マクロ撮影が可能。

主な特長

1. 遠景から近接まで、高い描写力で撮影が可能な小型・軽量モデルで、テレコンバーターにも対応

望遠ズームで撮影
マクロで撮影

70mmから200mmのズーム撮影と、世界初のズーム全域で最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影が可能。高度非球面レンズを採用することで、画面中心から周辺まで高解像、高コントラストに描写。加えて、ED(特殊低分散)ガラスが色収差を抑制し、高い描写力を発揮する。

レンズ構成は13群19枚

また、別売りの高性能テレコンバーターに対応。最長400mm(APS-Cカメラ装着時は600mm相当)の超望遠で、美しいぼけ描写とともに、遠くの被写体をより大きく撮ることができる。なお、『SEL20TC』装着時にはズーム全域において最大で等倍マクロ撮影が可能。

『SEL20TC』を装着しての撮影時。

スポーツシーンや風景、野鳥、さらにマクロ撮影など、幅広い用途で活用でき、全長約149mm、質量約794g(三脚座除く)と小型・軽量なサイズで携行しやすく、機動性に優れている。

2. 高速なオートフォーカスと優れた動画撮影性能

高速駆動を実現するソニー独自のXD(extreme dynamic)リニアモーター搭載により、オートフォーカス速度が最大約20%高速化。動体への追随性能も従来比で約2倍向上している。ズーム中のフォーカス追随性能も大幅に向上。

また、フルサイズミラーレス一眼カメラのフラッグシップモデル『α1』との組み合わせでは、最高30コマ/秒の高速連写が可能。

同製品は動体撮影時のフレーミングの安定性を重視し、手ブレ補正のアルゴリズムを最適化したMODE3を搭載。対応するカメラ本体との組み合わせでより効果的に手ブレを補正し、安定した動画撮影ができる。

 

3. 直感的な操作性と高い信頼性で、過酷な撮影環境でも安心して使える本体設計

フォーカスレンジリミッターや、AFからMFに瞬時に切り替えられるフルタイムDMFスイッチに加え、超望遠撮影やマクロ撮影の際には、付属の着脱式三脚座で安定感のある撮影ができる。

また、最前面のレンズには新たにフッ素コーティングを施しており、レンズ表面に指紋やほこり、油などの汚れが付着しても簡単に取り除くことができる。防塵・防滴に配慮した設計により、屋外での撮影環境でも安心して使えるため、撮影の自由度がさらに増す。

 

主な仕様

レンズ構成:13群19枚
最短撮影距離:0.26m-0.42m
最大撮影倍率:0.5倍
焦点距離:70-200mm
焦点距離イメージ(*1):105-300mm
フィルター径:72mm
大きさ:最大径82.2mm × 長さ149mm
質量:約794g(*2)

*1 撮像素子がAPS-Cサイズのレンズ交換式デジタルカメラ装着時の35mm判換算値
*2 三脚座除く

 

◉製品情報
https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL70200G2/

ソニー株式会社
https://www.sony.jp/