幕張メッセで開催されたInter BEE 2008から三脚機材に関するトピックスをレポート。


◆小型HDVカメラに最適な雲台
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ボーゲンイメージングブースに先日発表されたマンフロットの新雲台「701HDV」(¥29,295:ヘッドのみ)が登場。耐荷重は4キログラム、カウンターバランスは1.5キログラムまで対応する。幅58ミリのスライディングプレートを採用、小型ビデオカメラとの相性がよさそうだ。カメラはPD150がセットされていた。
◆剛性のあるカーボン製品
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写真左はカーボンファイバー三脚「535」(¥11,1300)と「536」(¥145,950)。最大でそれぞれ165センチ、201センチまで伸びる。右はジッツオのマクロフォンフォンブーム。カーボン製とアルミニウム製があり長さのバリエーションも豊か。特にカーボン製は軽く、たわみも少ない。
◆1台3役のマルチ・スタビライザー
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手持ち移動撮影のブレを少なくするビデオカメラスタビライザー、ショルダーパッドを肩に押し付ける防振用ショルダーブレース、テーブル三脚と1台で3つの使い方が可能な「585 Modosteady」(¥27,090)。マンフロットブース前でデモが行われ、注目を集めていた。
◆50周年を迎えるザハトラー
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昨年発表された多機能カメラサポート「SOOM」を中心に三脚製品を展開するザハトラー・ジャパンブース。今年でブランド設立50周年を迎え、内部にはその歴史を振り返る年表も展示されていた。なお、同ブースは、展示のオリジナリティ、完成度、内容工夫などを基準に表彰を行う「Inter BEE 2008 AWARDS」で二年連続となる佳作賞を受賞した。
◆FSBビデオヘッドの中間クラスが登場
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75ミリボールヘッド「FSB 2」と「FSB 6」の間を埋める「FSB 4」(¥99,750)をリリース。耐荷重は2.3キロから3.9キログラム。フリーの状態も合わせて5段階のカウンターバランスを設定できる。最適なのはパナソニックHMC155クラス。「SOOM」と組み合わせていた。ティルト角は90°から-70°。カメラとヘッドの間にあるのは充電式バッテリー「FSB CELL」(照明篇にて掲載)。
◆リーベックはカメラサポート製品も充実
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平和精機工業のブースには自社生産のリーベック製品をズラリと展示。三脚に適合サイズのカメラを載せて実際の使用感をチェックできる。写真正面は小型のジブアーム「JB-30」(¥262,500)と3輪方式のドーリーを採用する「TR-320」(¥273,000)の組み合わせ。カーブレール上でも滑らかな移動撮影が可能。
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ソニーのPMW-EXシリーズ用ズームリモコン「ZC-9EX」(¥33,600)。EX用のアダプターを取り外せば、キヤノン製・フジノン製8Pinコネクター採用のレンズにも対応する。
◆放送業界の定番三脚「ヴィンテン」
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結婚式などのイベント撮影からスタジオ撮影まで幅広く使用されるヴィンテンのヴィジョンシリーズ。写真は最も小型のヘッド「ヴィジョン3」。カメラはビクターの「GY-HD100」。ヴィンテンジャパンブースにて展示。
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昨年発表となったプロタッチシリーズの「Pro-6HDV」。ヴィジョンシリーズよりも下のラインナップとなる。耐荷重は6キログラム。ティルト角度は90°から-60°。カウンターバランスはオフと3段階の切り替え式。
◆ミラーの新しいヘッド
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駒村商会ブースではミラーの新しい三脚ヘッドCompas20にソニーPMW−EX3を載せてデモ。カウンターバランス、パン、チルトのドラッグは段階式のダイヤルで設定。ザハトラーのダイヤルと似ている。