照明機器では光源にLEDを用いた製品の展示が注目を集める。熱を持ちにくく、低消費電力、軽量という特性に見る人も興味津々、一度試してみたいという声が方々から聞こえてきた。
◆FLOLIGHT(取り扱いはKPI http://www.kenko-pi.co.jp/)
12月中旬の発売を予定している「500 LED Light」(¥113,400)は40ワットの消費電力でタングステンライトの500ワット相当の明るさを持つ。本体には色温度5600KのLEDを500個使用しており、背面のスイッチで4段階の照度調整ができる。質量も約2.25㎏と軽く、持ち運びに便利なハンドルもついている。12V電源で点灯可能。
「THE MIC LIGHT」(¥31,290)というネーミングのとおり、カメラに搭載されたガンマイクに本体を差込み使用する。明るさは50ワットのハロゲンライト相当。単3乾電池3本で約2~3時間程度使用でき、ケーブル等の配線がない。色温度は5600K、質量180g(電池内蔵時)。
◆GEKKO(取り扱いはシネマックス http://www.cinemax.jp/)
「CMX-Kisslite LEDリングライトシステム」はハンディやクレーンなどの撮影に多く利用されている。本体は固定バレルレンズの鏡胴部に取り付け可能。LEDが埋め込まれたリング部分をそのまま取り替えることで3200Kおよび5600Kの色温度の選択できる。コントロールボックスを通せば色温度を変化させずに5~100%の明るさ調整も可能。LEDリングライトはこのほかに2種類、計3種類がリリース。
フルセットには117㎜から77㎜までのレンズのほとんどに適合するステップダウンリングもある。右のワイヤレスリモートユニットを使用すれば最大200mの距離から、電源のオン・オフや調光操作などができる。製品は販売のほか、レンタルとしても扱う予定。
ブロックタイプのLED照明。上は3個のブロックをつなげた状態。
◆LITEPANELS(取り扱いはメディア・ガーデン http://www.media-garden.co.jp/index.html)
LEDを利用したリングライト「Ringlite」は色温度の変化させずに0~100%までの無段階調光が可能。このほかにブロックパネルも展示。サイズやオプションアイテム違いで多数のキットが用意されている。
◆dedolight(取り扱いはKPI http://www.kenko-pi.co.jp/)
dedolite製品の展示ブース。均等な光でくっきりとした影を作ることや、光の範囲を自由に絞込みできるdedolightならではの特徴を体感できる。
150ワットのハロゲンライトを使用したインタビューライト「DLH1×150」(¥57,750)。内部にもデュフューザーが備え付けられており、ホットスポットのない均等な光を当てる。
◆kobold(取り扱いはアガイ商事 http://www.agai-jp.com/)
雨でも使用できる全天候型デイライトHMI。展示では実際に水にぬらした状態で展示されていた。左は「DW200ランプベース」(¥183,750)右は「DW800ランプベース」(¥304,500)。バラストや専用ケースなど一式をセットにしたものも販売されている。
◆ナショナル http://biz.national.jp/Ebox/choko/
色温度・調光が可能なフラッドライト。本体にはFHF16ワットの蛍光灯を8灯使用し、明るさは10~100%の間で調整可能。色温度は3100~5600kを明るさ一定の状態で可変できる。調整は背面に配置されたつまみで行う。
◆東芝ライテック http://www.tlt.co.jp/tlt/index_j.htm
移動型の蛍光灯ロケーショントキット「AL-FLL-27-K」。DC12/24V電源により27ワット蛍光管2灯を点灯できる。蛍光管はノンフリッカータイプでフェーダーで調光できる。右はLEDのバッテリーライト(参考出品)。