株式会社ケンコー・トキナーは、新開発の偏光膜により忠実な色再現を実現し、さらに進化した究極の可変式NDフィルター『Kenko バリアブルNDXⅡ 77mm』、『Kenko バリアブルNDXⅡ 82mm』を7月19日に発売する。価格は、77mmが40,000円、82mmが44,000円(税別)。
「バリアブルNDXⅡ」は、前枠を回転することで減光量を調整できる可変式NDフィルター(ND2.5〜ND450相当)。一眼動画撮影で露出オーバーを防ぐのに欠かせないフィルターで、静止画でのスローシャッター撮影にも使用できる。
2011年に発売した「バリアブルNDX」は可変式NDフィルターの中でトップクラスの性能の製品だが、「バリアブルNDXⅡ」はそれをさらに進化させた。新開発の偏光膜採用により色のニュートラル性をアップし、新たに着脱可能なレバーを採用。また回転枠の可動範囲を90°とすることで操作性を高めた。
【進化したポイント】
■色カブリせずに減光できる。
可変式NDフィルターはPLフィルターを2枚重ねたような構造により濃度を変える仕組みのフィルター。従来のバリアブルNDXはフィルター無しと比べるとわずかに黄色みがかっていたが、「バリアブルNDXⅡ」は新開発の偏光膜採用によりニュートラルな色味を実現。
■可動範囲90°、着脱可能なレバー付き。
動画撮影で便利なレバーが付属します。また回転枠の可動範囲を濃度の最小(min)から最大(MAX)までの90°とすることでスムーズな撮影を可能に。レバーは必要に応じて着脱できる。レバーをつける位置が2か所設あり、操作しやすい位置にセットできまる。レバーは予備を含め2つ付属。
【使用用途】
■一眼動画撮影の必需品
動画撮影の場合、フレームレート(fps)によって適正なシャッタースピードが決まっています。通常はフレームレートの2倍までが適正。
【例】60fpsの場合、適正シャッタースピードは1/125s
30fpsの場合、適正シャッタースピードは1/60s
シャッタースピードが速すぎると、動画として見た時に、動きがつながらずパラパラした不自然な動画に見えてしまうため、NDフィルターを使用してシャッタースピードを適正な値に設定すれば自然で滑らかな映像を撮ることができる。特に背景をぼかすために明るい絞り値で撮影する時には欠かせない。
■絞りを開けた撮影時の白飛びを防ぐ
晴天時にF1.4やF1.2といった大口径レンズで絞りを開けて撮影すると、シャッタースピードを1/8000秒にしても白飛びしてしまう場合がある。そんな時バリアブルNDXⅡで減光すれば、白飛びを防ぐことができる。
■静止画でのスローシャッター撮影に
NDフィルターがない場合、シャッタースピードを遅くするためには最小絞り近くまで絞り込み、その結果画質低下を引き起こしてしまう。バリアブルNDXⅡを使用すれば、レンズの解像度を保つ絞り値の状態でスローシャッターを実現。水流や人、車など動く被写体のブレを活かした表現が可能になりる。
◉製品情報
https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/nd/variablendxii.html
株式会社ケンコー・トキナー
http://www.kenko-tokina.co.jp/