VIDEO SALON誌において連載「映画の裏窓〜カメラマン目線で見ると映画はもっと面白い!」が好評の御木茂則さん。実は猫の写真を取り続けていて2017年には写真展をされたことがありますが、新作の写真展が来月16日から21日まで青山のナインギャラリーで開催されます。

▼タイトル:猫は元気
▼作家名:御木茂則
▼日程:2021年2月16日(火)〜2月21日(日)
▼時間:10時~19時(最終日は17時まで)
▼入場:無料
▼イベント:2/20(土)18:00〜 ギャラリートーク(ゲスト:写真家 中藤毅彦氏)その他詳細未定

https://ninegallery.com/exhibition/1000

「仕事で様々な土地へ行きます。撮影の合間に出会うその土地に住む猫たちに興味を持ったのが、猫の写真を撮り始めたきっかけです。猫たちは、最初は警戒して心を開いてもらえないですが、だんだんと表情や姿態の中に自我を感じるようになります。一匹として同じでない気持ちの表現の仕方は、無愛想に見える猫でも愛おしさを感じるのが猫を撮る理由です。

 ここで言う「元気」とは、小さな枠組みに留まらない自由を意味します。

 猫は人間と一万年近くの関わり持つ身近な生き物です。そして猫ほど多様なインスピレーションを、古今の作家に与える生き物を私は知りません。私が今までに出会った猫たちは、私の浅はかな思い込みを気持ちよく裏切り続けて、新たな視座を与えてくれました。無限の強さを持って生きる猫たちの自由な魅力を、闇と光の両面から敬意を持って表現した作品です」(御木茂則)

 

御木茂則 1969年、東京生まれ 映画キャメラマン。撮影担当作品『希望の国』(園子温)『眼球の夢』(佐藤寿保) 照明担当作品『孤独な惑星』(筒井武文)『滝を見に行く』(沖田修一) 写真展「希望の猫」(ふげん社 2018) 最新の撮影担当作品は、沖縄を拠点に活動する映像作家・山城知佳子氏の新作。日本映画撮影監督協会所属 神戸芸術工科大学 非常勤講師