ドキュメンタリー映画『ただいま、つなかん』が、2月下旬より東京・ポレポレ東中野、宮城・フォーラム仙台ほか全国で順次公開


ドキュメンタリー映画『ただいま、つなかん』が、2月24日より宮城・フォーラム仙台、2月25日より東京・ポレポレ東中野、ほか全国で順次公開される。

 

 

『ただいま、つなかん』は、宮城県気仙沼市唐桑半島にある民宿「唐桑御殿つなかん」を舞台に、東日本大震災で自宅を失い、海難事故で家族を亡くした一代さんと、震災当時に学生ボランティアだった若き移住者たちが復興のその先を見据えてともに歩み、新たなチャレンジをしていく様子を捉えたテレビ報道発のドキュメンタリー映画。

監督は3.11当時テレビ報道の現場にいた現役ディレクター・風間研一(本作初監督)。10年以上にわたり長期取材を継続し、全国ニュースで放送されるたびに多くの反響を呼んできた映像に、新たなシーンを加え、一本の映画にまとめた。

語りは3.11 直後から菅野夫妻や気仙沼と深い関わりがある、俳優・渡辺謙さん。本編中には、同じく夫妻と長年親交があり、今もつなかんと一代さんを見守り続けているコピーライターの糸井重里さんも登場。音楽は気仙沼出身・仙台在住で、みなと気仙沼大使も務めるジャズピアニスト・岡本優子さんがオリジナル楽曲を書き下ろした。

▲⺠宿「唐桑御殿つなかん」の⽬の前に広がる宮城県気仙沼市唐桑町鮪⽴の鮪⽴湾(震災前)©️2023 bunkakobo、©鈴⽊盛男

▲映画の舞台となる⺠宿「唐桑御殿つなかん」©️2023 bunkakobo

 

監督 風間研一さんコメント

©️2023 bunkakobo

2012 年1 月、当時ディレクターをしていたテレビ朝日「モーニングバード!」で震災から1年に関する特集企画を考えていたところ、河北新報に載っていた菅野一代さんの記事に出会いました。以来、番組での取材、個人での取材、時にはプライベートでの宿泊で、東京から唐桑へと何度も通いました。

一代さんに初めて会ったのは雪が降り積もるとても寒い日で、学生ボランティアにワカメの仕分け作業をえる一代さんの声だけが、明るく元気に響き渡っていました。その後、いつ行っても「つなかんに一代さんがいる」ことは変わりませんでしたが、周囲の人々や地域の環境は、行く度に“変化”がありました。唐桑の町に、かつての学生ボランティアが次々と移住し、「つなかん」を中心としたコミュニティが新たに作られていく過程を目にし、驚くと同時にとても嬉しく、貴重な現場に立ち会えている喜びを感じました。「つなかん」という場所とそこに集う人々を見つめ続けて、様々な経験を共有させてもらった大切な“時間”を映画にしたい。いつしかそう考えるようになっていました。

それから3年、紆余曲折ありましたが、和享さんと一代さんに導かれて、ここまで来ることができました。この間、1人の取材者として私自身も「つなかん」に育ててもらったと思っています。先が見えにくい世の中で、自分の進む方向をどこか見失っている人もいるでしょう。そんな人をはじめ、多くの人に是非、この映画を見て欲しいと思います。きっと“何か”を感じるはずです。一代さんや気仙沼に縁のある皆様の力を結集して作ったこの映画から、未来に繋がる新たな“きっかけ”が生まれることを願っています。

 

語り 渡辺謙さん コメント

©️2023 bunkakobo

2011年以降、気仙沼に回数がわからないくらい通っているので、一代さんにも何回もお会いしています。彼女が体験したいろんな思いも理解をしているつもりなので、先に原稿と画を見せていただいた時に、不覚にも、原稿に目を移せないくらい感情を揺さぶられてしまいました。本当によく知った人たち、よく見た風景、画面を通して、自分の中にいろんな思いが出てくる作品でした。だからこそ、是非このナレーションをやりたいと思ったんです。

地域に根ざして、一緒に未来を作るっていう、この作品に出てくる若者たちと同じ思いで僕自身も気仙沼と関わっていますね。応援しているようでいて、背中を押されている感じはある。辛い思いも一緒に、経験をさせてもらった気はします。そういういろんなことも含めて、一代さんが今まで、そしてこれから生きていく、「道」みたいなものが、たくさんの方々に共鳴するんじゃないかと思っています。

 

 

映画情報

語り 渡辺謙 / 監督 ⾵間研⼀ / ⾳楽 岡本優⼦
ゼネラルプロデューサー 齋藤隆平 / プロデューサー 柴﨑⽊綿⼦ / 編集 井上秀明
製作著作:⽂化⼯房 / 配給宣伝協⼒ ウッキー・プロダクション / 宣伝協⼒ リガード
2023年/115分/16:9/カラー/DCP/⽇本/ドキュメンタリー / ©2023 bunkakobo /⽂部科学省選定(⻘年向き、成⼈向き)

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■監督プロフィール
⾵間 研⼀(かざま けんいち)
1977年(12⽉26⽇)⽣まれ、45歳。
神奈川県横浜市出⾝。神奈川県⽴柏陽⾼等学校卒→⽴教⼤学理学部化学科卒。化学系専⾨商社に⼊社後、テレビ情報番組のADを経て⽂化⼯房へ⼊社。以来、テレビの各情報・報道番組に出向のかたちで在籍しながら主に企画特集を制作し、年3〜4 本の企画特集を制作・放送。これまでに提出した企画書は1000本以上にのぼり、周囲から「⾵間企画⼯場」と⾔われる。2019 年、会社および番組の組織改変の事情で企画制作の機会が減ったことから、⾃ら希望して報道番組の出向から異動し、ディレクター・プロデューサーとして⾃社制作番組などに携わる。企画制作部所属。これまでの受賞歴は、⾃閉症の芸術家を追った「作品は語る」(2012年)、⺠宿つなかんの料理⻑(当時)を追った「僕は今ここにいる」(2016年)で、ともに⺠教協スペシャル優秀企画賞。本作映画初監督。

 

◉『ただいま、つなかん』HP
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