株式会社ノビテックは、同社が取り扱う米・Vision Research社が新たに開発した、ハイスピードカメラ「Phantom V2640C」のレンタル業務を開始した。レンタル価格は、1日280,000円からとなっている。

「Phantom V2640C」は、2K(1,920×1,080画素)設定時に世界最速12,500fpsのスーパースロー撮影が可能。感度もFlex4Kの約3倍となっており、光量が確保出来ない現場でも活躍が期待される。レンズマウントはPLマウント/EOSマウント/Fマウントから選択可能。

◉主な特徴
1.低ノイズ、高ダイナミックレンジ
→CDS(Correlated Double Sampling)機能を搭載した、最新のCMOSセンサーを開発。読出しノイズ:7.2e-、ダイナミックレンジ:66.2dBという、世界最高レベルの低ノイズ、高ダイナミックレンジを実現。

2.400万画素世界最高速クラス
→2,048×1,952ピクセルの超高解像度で、6,600コマ/秒の高速度撮影が可能。また、100万画素時(1,024×976ピクセル)も世界最高速クラスの25,030コマ/秒の超高速度撮影ができる。(HSビニング時)

3.目的に応じてモードの切り替え可能
→撮影の目的に応じて、カメラの撮影モードを変更できる。

・スタンダードモード:CDS(Correlated Double Sampling)機能を搭載した超高画質モード。黒画像と実画像の2枚の撮影を繰り返すモードで、毎フレーム黒画像を用いてノイズ除去を行うため、ノイズが少なく、ダイナミックレンジの広い撮影をすることが可能。

・HSモード:CDS機能を使わず、 速度を重視したモード。

・ビニングモード:モノクロのみ対応可能なモード。4つのピクセルを1つのピクセルとして扱う、ハードウェアビニングを実行。スタンダードモード、HSモードそれぞれに対して有効で、感度は約2倍向上(ISO:64,000)、撮影速度は最大3.7倍向上する(25,030コマ/ 秒@1,024×976ピクセル)。

4.10GbE超高速データ転送
→従来の1Gbイーサネットと比較し、約10倍の超高速データ転送が可能。例えば2GBのデータも約6秒でPCに保存することができ、データ保存の待ち時間が大幅に短縮される。

 

◉主な仕様
・12,500fps@1,920×1080画素(フルHD解像度)映像信号出力:3G HD-SDI 2系統
・内蔵メモリ:144GB(記録時間2K 12,500fps=3.9秒)
・センサーサイズ:2K(27.6mm×15.5mm)

◉製品詳細
http://www.nobby-tech.co.jp/measure/highspeed/phantom_v/uhs40.html