「第46回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」の開催日程が、2024年9月7日~21日に決定した。東京・京橋の国立映画アーカイブにて開催される。さらに、メインプログラムである、自主映画コンペティション「PFFアワード2024」は18歳以下の出品料が無料に。2月より公募がスタートする。

 

■「第46回ぴあフィルムフェスティバル2024」

映画祭は、9月7日(土)から13日間にわたり開催(月曜は休館)。会場は、銀座&東京駅にほど近い京橋にある、日本で唯一の国立映画機関である「国立映画アーカイブ」。310席の長瀬記念ホールOZUと、151席の小ホール、2つの会場で展開する。

「ぴあフィルムフェスティバル」は、コンペティション部門と招待作品部門の2つの柱で実施予定。招待作品部門の詳細は、5月の発表を計画している。

コンペティション部門の詳細は、以下の通り。

 

■自主映画コンペティション「PFFアワード2024」

作品の応募受付期間は2月1日(木)~3月23日(土)。

今回新たに、応募に際しての出品料を、18歳以下無料にした。2020年から若年層への割引を実施してきましたが、さらに高校生や中学生からの応募を奨励すべく、今回から2005年4月1日以降生まれの方の出品料を無料とする。(高校生や中学生、学校に通っていない方でも、18歳以下なら誰でも無料)

 

PFFコメント

PFFは「新しい才能」との出会いを求めています。常識や固定観念や既存のルールに囚われず、しなやかで自由な発想から生まれる新しい映画表現に出会いたい。恐れを知らぬ若い世代の初めての映画、高校生、中学生、小学生のつくる映画を応募して欲しいと考え、今回の無料化に至りました。

70年代、80年代は、高校時代に自主映画を始めることが自然な状況でした。
高校生監督の入選も多数あります。例えば、犬童一心監督や手塚眞監督。高校映研も存在し、そのまま大学でも映研で映画制作するのがごく普通な雰囲気だったと聞きます。近年では2020年に高校生の稲田百音監督『アスタースクールデイズ』が観客賞を受賞しました。
生まれたときから日常生活に手軽な映像機器があり、生活に映像の溢れる現在の10代が創り上げる「映画」。
今回の応募無料化で、新時代の作品と更に多く出会えることを楽しみにしています。

 

<「PFFアワード」とは?>

★これまでに180人以上のプロの映画監督を輩出!
“映画監督への登竜門”として知られる、自主映画のコンペティション。1977年のスタートからこれまでに、黒沢清、塚本晋也、李相日、タナダユキ、岨手由貴子、石井裕也監督など、個性溢れる監督を輩出してきた。

★すべてが自由!応募はどんな作品でも可能
作品の長さ、ジャンルをはじめ、規定のある映画祭も多いなか、PFFは一切の制限がない。ただし、毎年開催しているので、前年の締切日以降(2023年3月24日~)に完成した「新作」が対象。

★応募作をセレクション・メンバーが鑑賞。コメントが届く!
審査の結果に関わらず、応募作品を拝見したセレクション・メンバーがコメントを執筆し、作品に対するフィードバックを届けている。

 

<今後の発表スケジュール>

【7月】入選作品発表
応募作品を15名ほどのセレクション・メンバーが1作品3名以上で鑑賞し、一次、二次と審査会議を重ね、7月に映画祭で上映する入選作品を発表。

【9月】受賞作品発表
入選作品は、映画祭会期中に2度の上映を行い、映画祭終盤の9月20日に表彰式を実施。PFFアワード・グランプリほか受賞作品が発表される。映画祭最終日である9月21日に、受賞作品の上映を計画中。

 

「第46回ぴあフィルムフェスティバル2023」

会期:2024年9月7日(土)~21日(土) ※月曜休館
会場:国立映画アーカイブ(京橋)

「PFFアワード2024」作品募集

  • 受付期間:2024年2月1日(木)~3月23日(土)
  • 出品料 :一般 3,000円
    • 18歳以下は無料(2005年4月1日以降生まれの方)
    • 学生証または年齢がわかる書類が必要
  • 作品募集ページ: https://pff.jp/jp/award/entry/

 

◎PFF公式サイト
https://pff.jp/jp/