株式会社シグマは、映像制作用交換レンズSIGMA CINE LENSのFF High Speed Prime Lineにおいて、新たにCooke社の通信規格「/i Technology」に対応したPLマウントレンズを発表。2019年末に発売予定で、価格は未定。

ラージフォーマットかつ8K撮影に対応する圧倒的な解像感と、コンパクトなサイズ感を実現したFF High Speed Prime Lineの単焦点ラインアップに、新たにCooke社の通信規格「/i Technology」に対応した、電子接点付きPLマウントが追加。

「/i Technology」対応のシネレンズを、同一規格採用のシネマカメラで使用することで、距離、焦点距離、絞り値などレンズ側の撮影メタデータを表示・記録することが可能。これにより、ポストプロダクションにおける合成作業を効率化することができ、詳細な撮影データを必要とするVFXなど最新の映像制作に適しているという。

2020年公開予定の『TOP GUN : MAVERICK』の撮影には、FF High Speed Primeから「/i Technology」対応の試作機が採用されるなど、この新しい”Art Prime”はすでに最新の映画制作で実用化されている。
また、すでに同社のPLマウントレンズ購入者に向けて、「/i Technology」対応化サービスの提供も検討しているという。

なお、今回発表の新製品は2019 年9 月13 日から17 日までオランダ・アムステルダムで開催の、IBC 2019 にて実機が展示される。

【ラインアップ】

14mm T2 FF、20mm T1.5 FF、24mm T1.5 FF、28mm T1.5 FF、35mm T1.5 FF
40mm T1.5 FF、50mm T1.5 FF、85mm T1.5 FF、105mm T1.5 FF、135mm T2 FF

【共通仕様】

l  PLマウント(/i Technology対応)
l  イメージサークル直径:FF43.3mm
l  イルミネーションサークル直径:46.3mm以上
l  フォーカスリング:feet, meter表記
l  絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
l  フォーカスリング、アイリスリング蓄光仕様あり

 

◉製品情報
https://www.sigma-global.com/jp/cine-lenses/

株式会社シグマ
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